Changmin Love me again ２ (ページ20)

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変な人。だけど… side you ページ20

ｷｭﾋｮﾝ「母さーん！お客さん連れて来たよーっ！」
女将「まあまあ！ようこそ、いらっしゃいまし！」
A「お世話になります…。」
女将「急にこの子が声かけてびっくりしたでしょう？」
A「いえっ！声かけてもらって助かりました…。何も泊まるとこ決めてなかったので…。」
女将「ﾌﾌ(笑)こんな息子でもお役に立ててよかったわ(笑)」
ｷｭﾋｮﾝ「母さん！」
女将「それじゃ、ちゃんとお客さまをお部屋にご案内して？支配人。」
ｷｭﾋｮﾝ「ったく。どうぞあがって？ぁ！足元気をつけて？赤ちゃん抱っこしてたら見えづらいでしょ？」
A「ありがとうございます。でも大丈夫ですから…。」
女将「あーもうっ！気が利かん子やね！そういう時はちゃんとｽﾘｯﾊﾟを出して足元に気を配ってあげないと！」
ｷｭﾋｮﾝ「ぁ、そっか！ごめんね？気が利かなくて！ﾊｲどうぞ！」

のんちゃんを連れてたせいか、女将さんもｷｭﾋｮﾝさんも気を遣ってくれた。

ｷｭﾋｮﾝ「荷物はここに置いておくね？」
A「ありがとうございます。」
ｷｭﾋｮﾝ「赤ちゃんはここに寝かせて？」

そう言って座布団を２枚繋げて、その上にﾌﾞﾗﾝｹｯﾄを敷いてくれた。
その好意に与ってのんちゃんをその上に寝かせると、やっと窮屈な胸の中から開放されて嬉しそうに手足をﾊﾞﾀﾊﾞﾀさせた。

ｷｭﾋｮﾝ「ﾊﾊ(笑) ﾒｯﾁｬ嬉しそう(笑)ずっと電車の中で退屈だったんだ(笑)」
A「そうですね…。」

そのうちお腹を空かせて指を吸い始めた。

A「ごめんね？のんちゃん。お腹空いたね…。」

と、飲まそうと思っても中々出ていってくれないｷｭﾋｮﾝさん。

A「あの…」
ｷｭﾋｮﾝ「ん？」
A「この子に飲ませるので…。」
ｷｭﾋｮﾝ「うん。どうぞ飲ませて？」
A「え…？でも…あの…」
ｷｭﾋｮﾝ「…ああっ？！そうか！そういうことか！ごめんね！すぐ出ていくからっ！」

気がついてくれたのか真っ赤な顔して慌てて出ていった。

ｷｭﾋｮﾝ「あのさぁ！終わったら部屋に電話があるから内線してくれる？食事運ぶから！」

廊下から叫ぶｷｭﾋｮﾝさん。

A「ﾊｰｲ！」

返事をするとﾊﾞﾀﾊﾞﾀと廊下を走って行く音がした。

A「ｸｽｯ…変な人だね…のんちゃん…。」

でも…凄く心が安らぐ人…。
冷たくなった心を優しく包み込んでくれる…そう感じた…。