Changmin Love me again ２ (ページ16)

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父親なんて…っ！ side you ページ16

A「…帰らなかったのね。」

朝、起きたらﾁｬﾝﾐﾝが寝ていた。
のんちゃんの隣で…。

A「厚かましい…。」

どんな顔して会うつもり？
何でもなかったように装うの？
目が覚めたらあの惨めな時間がﾘｾｯﾄされるの？

A「…顔も見たくない…。」

起こして早く帰ってもらおうとしたらﾉｯｸの音がした。

A「誰だろ…？こんな朝早く…。」
大家「藤谷さん！」

大家さんだった。

A「大家さん、おはようございます。」
大家「おはようございますやないわ！」

なんだか凄く怒ってる。
昨夜はのんちゃんもそんなに泣いてなかったはず…。

大家「ほんまええ加減にしてちょうだい！どれだけお宅の苦情を聞かなあかんの？！」
A「すみません…っ。あの、息子の泣き声なら昨夜は…」
大家「赤ん坊やない！あんたや！」
A「私…ですか？」
大家「そうや！あんたが…その…っ…ぉ、男と…こんな恥ずかしいこと言わせんといて！ともかくその音が煩いって苦情があったんや！」

恥ずかしいこと…？
え…もしかしてﾁｬﾝﾐﾝとの…？

大家「前からあったんよ。男の出入りが激しいって。最近は違う男も出入りしてるらしいなぁ？」
A「それは…すみません…これから気をつけますからっ！」
大家「赤ん坊抱えて可愛そうやと思ったから部屋貸してあげたのに…しょっちゅう男を部屋に入れるやなんて…まさか、あんたｲｶｶﾞﾜｼｲ仕事してるんやないやろね？」
A「え…」

ｲｶｶﾞﾜｼｲ…仕事…

A「違います！誤解です！そんなことしてません！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「いい加減にして下さい！！」
A「ﾁｬﾝﾐﾝ…？！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「出入りしちゃいけませんか？！父親が息子に会いに来て？！」
大家「父親？あんたが…？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そうです！だから…っ！」
A「ﾁｬﾝﾐﾝやめて！大家さんすみません！これから気をつけますからっ！」

ﾁｬﾝﾐﾝを無理矢理中へ押し込んだ。

A「大家さんに余計なこと言わないで！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「余計なことって…俺はっ！」
A「帰って！」

鞄と靴をﾁｬﾝﾐﾝに投げつけた。

A「もう来ないで！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「なんで！俺はのんちゃんの」
A「のんちゃんに父親なんていない！父親なんていらない！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「A…？！」
A「帰って！二度と来ないで…っ！」