Changmin Love me again ２ (ページ42)

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不思議な縁ページ42

ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾌｩ…なんとか座れた。」

久しぶりに会うのんちゃんへのﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄをﾃﾞﾊﾟｰﾄの店員さんに相談しながら選んでいたら絞りきれなくて結局全て買ってしまった。
紙袋いっぱいに詰まったおもちゃや服、絵本…。
たった一泊とは思えないほどの荷物になってしまった。

いきなりこんなの持っていってAに怒られるかな…。
「余計なことしないで」って突っ返されるかもしれないな…。

ｷｭﾋｮﾝ「荷物、よかったらこっちへどうぞ？席が空いたので。」

向かいの席の人が親切に声をかけてくれた。

ﾁｬﾝﾐﾝ「ありがとうございます。」

お言葉に甘えて隣に置かせてもらった。

ｷｭﾋｮﾝ「里帰りですか？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？」
ｷｭﾋｮﾝ「手土産がいっぱいだから(笑)」

そう笑う向かいの人も荷物がいっぱいだった。

ｷｭﾋｮﾝ「僕は今朝東京から戻ってきたとこなんです。友人の結婚式があって。」

歳も同じくらいなせいか親しみやすさも加わり話も弾んだ。
そして初めて会ったのになぜだか不思議な縁を感じた。

ﾁｬﾝﾐﾝ「ありがとうございます。」
ｷｭﾋｮﾝ「え？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「あなたがいてくれたお陰で寂しい一人旅にならずにすんだ(笑)実は…これから会いにいくんです。」
ｷｭﾋｮﾝ「会いに？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「はい。別れた恋人に…」
ｷｭﾋｮﾝ「そうだったんですね。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ええ。彼女が働く旅館を予約したんです。そこに息子と住み込みで働いてると聞いたので…。」
ｷｭﾋｮﾝ「え…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「その紙袋…息子へのﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄなんです。赤ちゃんの時に別れて誕生日も何も祝ってあげられなかったから…。余計なことするなって突っ返されるかもしれないですけどね(苦笑)」
ｷｭﾋｮﾝ「…ですね。余計なことかも…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「やっぱりそうですかね？ﾊﾊ…参ったな…。」
ｷｭﾋｮﾝ「どうして…会いに？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？」
ｷｭﾋｮﾝ「…別れたのにどうして今更会おうと…？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「どうしてって…」
ｷｭﾋｮﾝ「考えたことはないんですか？もしかしたらもうその人はあなた以外の別の人とやり直そうとしてるかもしれないと…っ！」

そういうその人の声は震えていた。
もしかして…この人が…？

ﾁｬﾝﾐﾝ「あなたが…ﾁｮｷｭﾋｮﾝさんですね。」
ｷｭﾋｮﾝ「…っ？！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「初めまして。ｼﾑﾁｬﾝﾐﾝと言います。Aの別れた恋人でのんちゃん…ﾉｿﾞﾑの父親です。」