Changmin Love me again ２ (ページ41)

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椿の間のお客様 side you ページ41

こま子「それでは今日の部屋割りを言います。さち子さん、楓の間。恭子さんは萩の間。Aさんは椿の間。しづ江さんは藤の間…」

仲居頭のこま子さんから担当のお部屋とお客様のﾘｽﾄをもらって浴衣やﾀｵﾙの枚数の確認をした。

A「え…？」
恭子「どうしたの？」
さち子「ﾎﾞｰｯとしてるﾋﾏないわよ。さっさと用意してのんちゃん見に行かなきゃ！」
A「う、うん…」

お客様の名前を見て驚いた。
だって…まさか…？

こま子「Aさん！ちょっと！」
A「はい！」
こま子「Aさん、椿の間のお客様のことなんだけどAさんの知り合い？」
A「…あの…この方がご予約を？」
こま子「最初は女性が違うお名前で予約されたんだけどね、あとから名前の訂正とお部屋の担当をAさんにしてほしいって。名前を訂正されたのは男性だったからご本人じゃないかしら？」

やっぱり…間違いない。

A「こま子さん、お話があります。女将さんにも…。」

女将さんとこま子さんに椿の間に泊まるﾁｬﾝﾐﾝのことを話した。

女将「それじゃあ、このｼﾑﾁｬﾝﾐﾝさんがのんちゃんのお父さんなの？」
A「はい。私の名前を出したのなら間違いないと思います。」
女将「Aさん、どうしたい？もし会いたくないのならお部屋の担当を代えてもいいのよ？」
A「いえ構いません。お部屋を代えてほしくてお話したんじゃないんです。彼とは一方的に私が別れました…。けど彼から逃げてここに来たわけじゃありません。なのでお気遣いはなさらないで下さい。」

ﾁｬﾝﾐﾝがこの旅館にやって来る。
私とのんちゃんがいると知って…。
名前を変えて予約したのに、わざわざｼﾑﾁｬﾝﾐﾝと訂正して会いに来るのなら、私もきちんと会わなければ…。