#19(二宮side) ページ19
二「あった…ここだ…」
マンションの最上階。
表札には、「大野」ってある。
間違いない…けど。
男手一つで、何てとこに住んでんだよ…？
高そうなキレイなマンションの、しかも最上階って…
それに大野さん、幼稚園のお迎えには必ず時間通りに来るし、
翔ちゃんが体調崩してお休みの時は大野さんも休んでるし…
早退する時もすぐ来てくれる。
仕事とか何やってんだろ、って。
あー！
何考えてんだよ俺！
今日は、そんなつもりじゃなくて。
少しだけ、翔ちゃんの顔を見に来ただけ。
アレルギーをしっかり調べて、体調が良くない翔ちゃんが食べられそうなゼリーが入った紙袋を片手に、インターホンを押した。
しばらくすると。
『あ、二宮先生！どうぞー』
という言葉と共に、カチャッと鍵が開いた音がした。
あれ？
俺、まだ名乗ってないけど…
よく見ると、インターホンのボタンの上に、カメラらしきものがついてる。
…あ、これでわかるって訳ね。
静かにドアを開けて、中に入る…
と、後ろでドアが閉まって、またカチャッ、と音がして、鍵が閉まった。
二「こんにちはー…」
と、玄関の奥に向かって声をかけると。
足音が近づいてきて。
智「二宮先生、今日はわざわざ…」
大野さん、と…
会いたかった、すごく会いたかった、
翔ちゃんが抱っこされてきた。
二「翔ちゃん…」
翔「に、ぃのー＾＾」
大野さんの腕の中で嬉しそうにニコニコしてる翔ちゃん。
俺の、見たかった笑顔だ。
智「あ、何もお構い出来ないですけど…どうぞ？」
大野さんが、上がるよう勧めてくれる。
ニ「あ、いえ…今日はホントに、翔ちゃんの顔見に来ただけで…」
智「そんなこと言わずに＾＾翔も喜んでるから」
翔「にのー、おいでー＾＾」
翔ちゃんが手をパタパタして、おいでおいでってしてる。
智「あ、そこのスリッパ使って下さい＾＾」
二「あ、すみません…。じゃ、ちょっとだけ…お邪魔します」
智「どうぞー＾＾」
こうして、大野さんの家に上がらせてもらうことになった。
.
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飛翔(プロフ) - こんばんは！皆様、ｺﾒや評価ありがとうございます＾＾ これより下のｺﾒについては、別館ｺﾒ返ﾍﾟｰｼﾞにてお返事させて頂きました。Part８でもよろしくお願いします(人´∀｀)☆ (2011年7月2日 23時) (携帯から) (
レス) id: 7b39ee679d (このIDを非表示/違反報告)
美沙 - パート8も楽しみにしてるね〜 (2011年7月2日 20時) (携帯から) (レス) id: bd7d47a399 (このIDを非表示/違反報告)
竜香(プロフ) - なんか前に文字数が多いとあまり話数を入れられないと書いていた作品がありましたけど (2011年7月2日 14時) (レス) id: ba84e92db5 (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - part8も頑張ってねぇ！ (2011年7月2日 13時) (レス) id: f3a3e45d3f (このIDを非表示/違反報告)
心愛＠(プロフ) - エラーですか... part８でも引き続き楽しみにしてます(・ω・´) (2011年7月2日 10時) (レス) id: dcf195aa7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛翔
| 作成日時：2011年6月10日 23時
