番外編：体育祭3 ページ27
母さん達が来たことによって、
グラウンドはザワザワと騒ぎ始めた
たかが中学校、ましてや雄英の様に有名でも
無い。
生徒、先生、観客はだんだんと乱れていった。
そんな中、空気を読まない校長が
ゴホン！とわざとらしく咳払いをし、
体育祭は始まった。
俺の出る種目は、学年別リレーと借り物競争
借り物競争は出る気がなかったのだが、
後押しされて、だ。
そして今はリレーの始まる前。
俺はアンカーなので、最後の決め手だ。
ﾊﾟﾝｯ!と始まりのピストルがなり、一斉に選手が走り出した。
この体育祭では、紅組、白組、青組にそれぞれ別れ、俺は紅組。
現在リレーでは白が1位、紅は2位。青が3位という順番だ。
紅は徐々に詰めているが白を越せていない。
等々、俺の少し手前まで来た。
その時、
「頑張れー！」
と、観客席で微かに声が聞こえた。
アナウンスや応援の声でほとんどの人は聞こえなかっただろう。
だがその声は紛れもなく、耳慣れた毎日と聞く
母さんの声だった。
バトンが来る直前、チラッと見るとニヤッと笑った母さんと目が合った。
冬「いっちょやってやるか……！」
[紅組、爆豪冬己！！速い、速い！堂々の1位に躍り出たァァ！！！]
熱の篭った声と共に歓声が響き渡った。
もちろん俺は1位でゴールした。
他のアンカーにちょっと申し訳ない…
盾「おめでとう！冬己！にしても珍しい…」
冬「何が？」
髪についた汗を服で拭きながら答えた。
盾「絶対お前なら、めんどくせぇ、
とか言って1位とると思ってたからさ！」
あぁ、そういうことか…
冬「今日は…
ぜってぇに負けれなかったから」
もう一度、母さんの方を見るとこちらに拍手を送っていた。
アイツのドヤ顔にはイラついたが…
そのまま予定通りに進んでいき、俺の出る最終種目、借り物競争が始まった。
走っていくと紙が1枚落ちていて、それをピラッとめくった。
冬「……は？」
嫌なカードを引いてしまった。
今日は本当に面倒なことになりそうだ…
＜お題＞
大切な人、もの
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花林糖 - 好きですこの話！！！ (2021年9月8日 20時) (
レス) id: 5e844f1311 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ(プロフ) - 轟百さん» コメント返せなくて申し訳ございません！私は原作大好きなのでパーフェクトと言ってくれて本当に嬉しい限りです！！更新は少しずつ頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年10月7日 10時) (レス) id: c9c7cdd59a (このIDを非表示/違反報告)
轟百 - 空白や､!。の使い方が面白いし、何より原作に沿ってるのがﾊﾟｰﾌｪｸﾄ (2018年9月17日 6時) (レス) id: bcf0298a69 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ(プロフ) - もっけ太郎さん» 教えて頂きありがとうございます！！面白い、と言われたからには頑張ります！！少し遅くなるかも知れませんが……見てくだされば幸いです！ (2018年9月2日 9時) (レス) id: c9c7cdd59a (このIDを非表示/違反報告)
もっけ太郎(プロフ) - すっごく面白いです！無理をしない程度にがんばってください！あと、違ったら申し訳ないんですけど、名前は(名前)と打つと設定通りになりますよ！ (2018年9月2日 5時) (レス) id: e67a68f3fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオゾラ | 作成日時：2018年8月24日 20時
