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少女は___30話に。 ページ33

光が止み、また暗闇に戻ると思われた

その瞬間


『うわっ!』

「うおっ!」


少女達は落ちた

床が開いたのか、はたまた穴に引き寄せられたのか

どういう仕掛なのかも解らないまま兎も角、二人は落ちた



しかし


『あうっ』

「っと……」


何故か少女達は本丸の縁側に着地した

着地など出来ない少女は彼に抱き抱えられているが


『お兄さんありがとう!』


彼が咄嗟に抱き抱えてくれた為、怪我をすることはなかった

少女はいつものように笑い、当たり前というように感謝を述べた


「いや、別に大したことは……」

『……あっ、そう言えばお兄さん、お名前は?』


少女は、思い出したように彼に名を問う


「俺は、薬研藤四郎だ」

『わかった!薬研お兄さんだね!私はAだよ!よろしくね!』


差し出した少女の小さな手を薬研はおずおずと握った

やんわりと握られた手をきゅっと強く握った少女は、薬研の手を引き走った



『さっ!着いたよ!』

少女達は粟田口派の部屋へたどり着いた


薬研は表情は変えないものの、少々驚いていた

何も知らない筈の少女が、自分の案内なくたどり着いた事


冷静になった薬研は思い出した

あの悪魔を


「嬢ちゃん、ここに居ちゃいけねぇ……万が一大将に見つかったら……」


その言葉に少女はきょとんとし、言った


『……あのオバサンなら殺しちゃったよ?』


薬研は驚いた、主が殺されたこと

そして

まるで当たり前だと言わんばかりの少女に

少女は___31話に。→←少女は___29話に。



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月明かりと紅色(プロフ) - 央花さん» コメントありがとうございます!青タンって以外と言われてるんですね、勉強になります! (2019年3月25日 10時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 青タンは 大阪でも言いますよ!! (2019年3月25日 8時) (レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - ……なんかhit数がヤバい、え、嬉しいです (2018年12月28日 22時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - さか(´×`)さん» コスプレですか!?いいなぁ、私もコスプレにちょこーと興味があるのですが、なかなか……お話しできて楽しかったです!また機会があればお話しましょうね!これからも是非少女は___。を見てくださるととっても嬉しいです! (2018年10月15日 17時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
さか(´×`) - 脇差しは私は持ってないので羨ましいです…打刀はコスプレ様に清光と他4振りありますよ。またお話しましょうね?41話見ました!面白かったです!! (2018年10月15日 17時) (レス) id: 1a9e06e98b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月明かりと紅色 | 作成日時:2018年7月29日 12時

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