検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:128,564 hit

少女は___22話に。 ページ24

「貞坊!止めてくれ!この子は俺達を助けてくれたんだ!」

「鶴さん!騙されちゃ駄目だ!こいつだってあの女と同じだ!」


貞宗がそう言ったとき、少女から笑みが消えた


『あの女と一緒にしないでよ……それにあの女は、殺しちゃったよ?』


少女の真っ黒な瞳に貞宗は反射的に数歩下がった

そして少女を庇うように小狐丸が前に立つ


「……Aに傷を付けるのは許しませんよ」

『大丈夫だよ?小狐丸お兄さん!』


少女は刀を当てられていたにも関わらず、平気そうに前に出た


「っ!?……あんたっ、一体____」

『ほら、光忠お兄さんが待ってるよ!』


何かを言いかけた貞宗の手と鶴丸の手を、少女は引き


『小狐丸お兄さんも!』


小狐丸にも声をかけ、走り出した



『ほら!早く早く!』


ニコニコと笑う少女に連れられ、貞宗と鶴丸は厨にたどり着いた


『光忠お兄さーん!さぷらーいず!』


どこで覚えたのか、異国の言葉を言い

少女は鶴丸と貞宗を厨に押し込んだ


『お友達水入らずでお話ししてね!』


手をひらひらとさせて、少女は厨から去っていった

後ろから聞こえる光忠の涙声に少女は嬉しそうに笑った


「っおい!A!」

『小狐丸お兄さん!』


息を切らしながらやって来た小狐丸に少女は抱き着いた


『さっきは守ろうとしてくれてありがとう!大好き!』

「……別に、感謝されるほどの事ではない」


小狐丸は大好きという言葉に照れながらも、自分が咄嗟にとは言え、少女を庇ったことに自身でも疑問を抱いていた

少女は___23話に。→←少女は___21話に。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
267人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月明かりと紅色(プロフ) - 央花さん» コメントありがとうございます!青タンって以外と言われてるんですね、勉強になります! (2019年3月25日 10時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 青タンは 大阪でも言いますよ!! (2019年3月25日 8時) (レス) id: 43b50149de (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - ……なんかhit数がヤバい、え、嬉しいです (2018年12月28日 22時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - さか(´×`)さん» コスプレですか!?いいなぁ、私もコスプレにちょこーと興味があるのですが、なかなか……お話しできて楽しかったです!また機会があればお話しましょうね!これからも是非少女は___。を見てくださるととっても嬉しいです! (2018年10月15日 17時) (レス) id: 3bb1cfaed2 (このIDを非表示/違反報告)
さか(´×`) - 脇差しは私は持ってないので羨ましいです…打刀はコスプレ様に清光と他4振りありますよ。またお話しましょうね?41話見ました!面白かったです!! (2018年10月15日 17時) (レス) id: 1a9e06e98b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月明かりと紅色 | 作成日時:2018年7月29日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。