【薄桜鬼】彼岸花に埋もれて。

第25話 ページ28

「はいはーい、僕Aちゃんと手合わせしてみたーい」

『総司さんと？えぇ……貴方天才剣士でしょ？丁重にお断りさせて頂きます』

「なら俺は(執事)、あんたと手合わせを申し込む」

「えぇー、めんどくさいんですけど」


僕は総司さん、(執事)は斎藤さんに手合わせを申し込まれる


「なぁなぁ！二人一組で手合わせとか面白そうじゃねぇか？」


ふと、平助が大発明をしたみたいなテンションで話す


「平助の割にはいい考えなんじゃない？」

『えっちょ、まっ』


総司さんはそう言うと、僕と(執事)の襟首を引っ張る、そしてその後をテコテコと斎藤さんが追いかける


『拒否権無いんですか！？』


手には木刀を持たされ、(執事)と立たされる

相手は天才剣士と居合いの達人

僕ら死ぬの……？


『しかし……(執事)との共闘とは随分と久し振りだね』

「えぇ！もう何年振りか！」


僕と……否、私と(執事)は背中を合わせるように立つ


「手合わせ……始め！」


その掛け声で私と(執事)は動き出す

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