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第14話 ページ16

『私の記憶では、千鶴なんて子新選組には居ないのよ……それにあの化け物の文献だって1つもないわ』

『どんなに古くても1つくらいなら書いてる筈なのよ……例えどれだけ秘密にしてようがね』

『つまり、ここはパラレルワールドか異次元だと推測できるわね』

「ぱら……?」

『異世界のことよ、この世界とは別の世界がどこかにあるという考えね、異次元と言うのは……説明できないわ、ごめんなさいね』



『……こんなとき、(執事)が居れば楽なのに』

「お呼びでしょうか、お嬢様」

『あぁ、(執事)ちょっと調べてほしいことが……って何でいるのよ!?』


彼女のすぐ横に、彼はいつの間にかスタンバイしていた


「あのあと、お嬢様を刺した犯人を突き止めていたらブスリ、とやられまして」

『へぇ、貴方が……』

「不意をつかれましてね」

『所で結局私を殺したのは誰なの?』

「西園寺グループが雇ったマフィアのようで……」

『西園寺グループも落ちたわね……まぁ良いわ、其れより(執事)……新選組、千鶴、白髪赤目の化け物、が出る歴史なんてあったかしら?』


彼女がそう問うと、一瞬悩み

彼女の耳に口を寄せた


「……それは確か、薄桜鬼というゲームでは無かったでしょうか?」

『成る程、ありがとうもういいわ』


そういうと(執事)は私の後ろに立つ


『……どうやら、私は次元まで越えたようね』



流石に頭が痛くなってきたわ……



『じゃあ土方さんの質問に答えるわね、私達は人間よ、ただ別次元から来た人間ね……まぁ別の世界から来た人間だと思って頂戴』

「……つまり、別の世界の未来からやって来た人間、と言うことでしょうか?」

『えぇ、そういうことです……さて』


彼女はまた諦めたように笑い、言う


『私の処分はどうするのかしら?土方歳三殿』



その瞳は酷く虚ろだった

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Momo_Tarou(プロフ) - 面白すぎます!!更新がとっても楽しみです!!頑張ってください!! (2020年1月17日 21時) (レス) id: 55132ee02b (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - 愛梨沙さん» コメントありがとうございます!なんとか頑張ります! (2019年10月6日 16時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。更新楽しみにしてます (2019年10月6日 16時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - まゆさん» 優しいコメントありがとうございます!頑張ります!なんとか完結できるよう頑張ります!もう本当に、コメントありがとうございました! (2019年8月5日 22時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年8月5日 21時) (レス) id: f826ed1a12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月明かりと紅色 | 作成日時:2018年9月27日 23時

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