【ＭＨＡ】朝、目が覚めたら部屋でヒーロー科が居候してたんだが【上鳴電気】 (ページ34)

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みにまむ　３３ページ34

「上鳴はもう一人で椅子に座れるよな？」

教室に入ってきた相澤先生が上鳴君に向けてそう言った。

「多分座れるっすよ！身長足りないかもしんないっすけど」

上鳴君はにししっと笑った。やけに自信家だなーと思った

「おお、やっと上鳴が親の元を離れて一人立ちしていくんだな…！」

「じゃあね上鳴君…ちゃんとご飯食べるんやで…！」

「お茶子ちゃんが言ったらお茶子ちゃんが親みたいじゃんｗｗ」

「勉強がんばってねー！！」

「俺、精神的にはお前らと同じだかんな！？今身体はこんなんだけど！」

「「「「ツッコミありがとうございまーす！！」」」」

私たちは変な方向のノリでボケていたが、

「おい…殴られたいのか」

相澤先生の殺気により、教室は沈黙の部屋となった。

「あ、心操君、昨日ぶりー」

「有栖か。そういえば、この間俺に奢れっつってたよな」

移動教室だったのか、Ａ組の前を通った心操君に話しかけると随分と前の話をされた。

「うん、お小遣いが死んでた時ね」

「一人暮らしであの大きさの家で、金欠になる時ってあるのか？」

「実はね、motherが一人暮らしするんだったらお小遣い制ね、って」

昔からずーっと言われてきていたことだ。

自分でお金の管理しなさいって。

「あの月は調子乗ってＣＤとかケーキとか買いすぎちゃって」

イタズラした後みたいに笑って心操君に言うと

「馬鹿？」

と返された。もっと他の言葉あるでしょうよ…