みにまむ ２２ ページ23
「うわああああああああああああああああ」
「アリスしっかり持ってろよあばばばばばばば」
そんな成り行きでジェットコースターに乗ることになった私たち。
手に上鳴君を結構強い力で持つ。怖いからそろそろ潰れるんじゃないかな？
「痛い痛い！！あ、そろそろ終わるぞ！我慢しろ我慢！頼むからああああ！」
「おおお、オッケー！…ってあああああああああああ！！！」
上鳴君を絶妙な力で押さえて叫ぶとかめっちゃ大変なことから解放されると思ったとたん、
一番大きい下りが私を襲った。
「俺が一番キツイ思いしてねーか、今日」
「なんだかんだ言って楽しそうだからいいんちゃうん？」
…で、そろそろＳＡＮ値がヤバイことになってきたので、易しいアトラクションに行くことになった。
in ミラーハウス
「ミラーハウスってこんなんだったｋ…いてっ」
「あはは、響香ちゃん前には気を付け…でっ！」
「お前らバカじゃねーの？」
「爆豪は頭使わなくてもばーって進んでくから頑張っても意味ねーんだけど！」
in メリーゴーランド
「ふぁ…眠くなってしまうわ……」
「結局俺だけアリスの上に乗ってるから普段と何も変わらないんだけど」
「文句あるかな上鳴君？」
「イエ、ナンデモナイデス」
in 観覧車
「この狭い空間に六人入れるとかスタッフさんも鬼畜でしょ」
「正確には高校生五人とチビ一人だぞ耳郎！」
「誰がチビだ個性でなってるだけだかんな！！」
「あ、そろそろテッペン着くで！こんなに遊園地小さかったっけ？」
「うん、ちょっと変な感じ」
「っておいクソ髪！暴れんな！！揺れるだろうが！」
こうして定番中の定番のアトラクションを乗っている内に、時間は過ぎ去っていった。
「あ〜、もう夕方かぁ」
「楽しかったね」
そんな会話をして、そろそろ帰るか、みたいな雰囲気になった。
かなり遊んだから、一日での出来事じゃないみたいだ。
そう思ったら、ああ、楽しかったんだなぁって再確認できた
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年10月9日 8時
