【ＭＨＡ】朝、目が覚めたら部屋でヒーロー科が居候してたんだが【上鳴電気】 (ページ13)

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みにまむ　１２ページ13

上鳴君と家で一緒に遊ぶのは楽しいが、お風呂には困った。

「洗面器にお湯一杯入れとくから、そこでなんとかしておくれ」

「分かったー」

が、かなりすんなり解決した。彼のこの慣れた対応は何なのだと何回か言いそうになった。

「んー……服は、私の部屋着でいっか！どうせ女っ気のない服ですよーだ」

どうしたら物を小さく出来るのだろう？ヒーローコスチュームの時はただ女子にからかわれてた

だけだったし……。

大きくした時は殺意と拒絶……じゃあ、恥をかいた時は？

「…っよく考えたら私、同い年の男性と一週間同居するんだ！！？」

倫理的に考えたらヤバイやつだこれ…。

「ん…！服が小さくなってる」

小さくなったと言っても、上鳴君の背でこれを着れば裾を引き摺ることになるだろうけど。

とりあえず、成功だ。

「上鳴君はぬいぐるみで寝てね」

「俺、寝てる時落ちるよ、多分」

「私も寝相悪いからベッドで寝たら潰されて死ぬよ？」

「それはちょっと怖いからぬいぐるみで寝るわ、お休み」

「行動早くないですかね上鳴君」

起きても寝てても騒がしくなるから、ちょっとばかし疲れるけれど。

今までお泊まり会だなんてしたことのない私にとっては胸が躍る楽しいイベント(？)だった。