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みにまむ １ ページ2
「あ、やべしまった。弁当家に忘れてきた！」
いつもと何の変哲もない教室で叫ぶ。
何故！？今日は別に特別な行事も無い癖して張り切って作ったのに…。
「うるっせぇなぁ……どうせ台所に置きっぱなしとかだろ。自業自得」
「待って心操君、現実突き付けないで」
彼はどう捻くれたらここまで口が悪くなるのだろう。逆に尊敬に値する。
「どどどどうしよう私このままじゃ飢え死んじゃうよ」
「食堂行けよ、なんか買えるだろ」
「残念、お小遣いを貰える日は明日なんだな」
「終わったな、お前」
辛辣すぎるんですけど…心にグサってくること本当に的確に言うからしんどい
Ａ組の爆発する奴も相当だけどコイツもオブラートを三回くらい包んだ方が良いと思う。
主に私の心の傷の為に。
「心操君……奢って」
必殺・Aキラメキウインク
この技を喰らって立っていられた者はいない筈だ。
なぜならこの技を誰にも試したことがないから。
「は？」
「マジトーン止めて」
少し奢ってくれてもいいのに…
そう心の中で何度も何度も繰り返して呪い殺そうとした、とある昼のお話。
・・・・・・
地味に心操君が好きです。
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年10月9日 8時
