【ＭＨＡ】朝、目が覚めたら部屋でヒーロー科が居候してたんだが【上鳴電気】 (ページ37)

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みにまむ　３６ページ37

それから放課後には公園などで遊ぶことも増えた。

勿論Aに女子の友達はいるけれど、それよりも俺と遊んでくれる方が多かった。

「Aちゃんはおれと遊んでばっかでいーの？」

「うん！なんか女の子は他の子の悪口言ったりするからつまんないんだ」

「あ、ああ…そうなんだ」

この日、初めて女の怖さを知った日だと記憶している。

「仲良さそーにしてるのに、いなくなったら可哀想なことばっかり言うんだよ」

「ちょっとAちゃんの将来が心配」

「だいじょーぶ！私はゆーめいなヒーローになるんだからね！！」

小学三年生の時点では、Aはヒーローを目指していたはずだった。

いつから目指すことを止めてしまったんだろう。

「おれもヒーローになる！」

だって、俺とお前は一緒にヒーローになるって約束をしていたじゃないか。

「Aちゃんはさ～」

「どうしたの？電気くん」

「好きな人、いるの？」

ほんと、小さい頃って怖い物知らずというか、アホというか

「え～？どーして？電気くん、わたしのこと好きなの～？」

高校生でこの会話をしてたら間違いなく赤面待ったなし。

「うん、好きだよ」

「ありがとー！わたしも電気くんのこと好き！！」

「…そっか」

「ま、まぁ気にすんな！ほら、鬼ごっこしよう」

「電気くんは走りまわるのが好きなの？犬みたい！」

「犬…！！？」

そんなこんなで、俺達は嫌なこともあり、嬉しいこともあり……

細かいことで一喜一憂する毎日を目が回るような速さで過ごしていた。

そして俺達は最高学年、小学六年生にまで成長した。

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すいません、早いとか言わないで下さい。