みにまむ １４ ページ15
「Aちゃんおはよーなぁー！！」
「お茶子ちゃんおはよう」
教室を前にしても、昨日とは比べ物にならないくらい緊張は無かった。
これも女子たちの優しさというやつなんですかね。皆可愛いでげす←
そんな感じでなごんでいると平和を脅かすあの人がずかずかと私の楽園へ踏み込んで来た。
「おい童話！！！あれはどういうことだ説明しろ！」
「ばくごーくん、うるさいから寝てて」
「うるさくねぇよ普通だよ！！」
「それで普通だったら爆豪君はどんだけ騒音で生きとんの？」
せっかくお茶子ちゃんと仲良くなれて、楽しかったのに……
「あれってなにさ……あ、個性の話？てかあれから爆豪君はビル群からどうやって抜けたの？」
「俺のことはいいんだよ！今は！それより説明しやがれ」
「…人の個性について首突っ込まん方がいいで、爆豪君。まだ信頼できる存在と違うんちゃう？」
お茶子ちゃんは私が困っているのを見かねて、爆豪君に注意をした。
信頼してない訳じゃないけど、彼の標的になると後々面倒だなぁと思っていた。
「…クソが……丸顔ォ！てめぇ今度の授業でぶっ殺してやる！」
爆豪君は大股で切島君たちの元へ行った。
彼のその背中に向かってお茶子ちゃんは、私を殺すなんて無理なこと言わん方がいいで！
と投げかけた。
「そういえば上鳴君は切島君etcのところにいたのか」
「有栖、ヒーロー科にはもう慣れたか？」
ＳＴ後、相澤先生が私の元へやってきて、気だるげな声で聞いてきた。
「慣れたって…まだ二日目なんですけどね。一応友達も出来ましたし、充実はしてると思います」
「そうか」
上鳴の面倒はしっかりな
相澤先生はそう言って職員室へと向かった。
「俺はペット扱いか！！？」
「まぁ、そのサイズじゃあね」
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年10月9日 8時
