004. ページ5
「さて、貴女について色々お聞かせ願うでござる」
そう言って、折角置いた距離を無理矢理詰めるウツケ。
名は雨月とか言うらしい。優しげな笑みを浮かべ、妾の顔を覗き込む。
その黒い瞳は期待を含んで、キラキラと輝く。
「近いわ！寄るな！妾はもののけじゃぞ？！馴れ馴れしいっ」
「感染するわけじゃないので、大丈夫でござるよ」
「そういう問題じゃない！！」
全然、話が通じないし！！
本当に人間なのか、こやつは！！
「妾から離れろっ！」
「いやー、今宵は随分と冷え込んでいるのでござる……だから、」
「やめろ！両手を広げて、躙り寄るでない！」
ジリって感じで迫る雨月。
なんで目がキラキラしてるのか、すごく問い質してやりたい。
妾は雨月から距離を取りつつ、キッと睨み付ける。
けれども、相手は怯むことなく、むしろ目を輝かせて、
「その尻尾とか暖かいと思うのでござる……！」
とか言い出した。
「たわけっ！頭沸かすなっ」
「別に熱はないでござる」
「ちっがーーう！！」
だぁぁぁっと頭を掻きむしった。
頭の血管やられる……と思ったら、ウツケは妾の髪をひょいひょいと手櫛で直してくれた。
乱れた髪を直した彼は、ニコっと微笑んで、
「よし。これで綺麗でござる」
なんて言った。
「タラシかっ！」
「たら…？」
「馬鹿っ」
フイっと横を向いて、自分の耳を撫でた。
風に吹かれて痒かったから。
すると、ウツケはまたにこにこと笑って言うのだ。
「お狐様、お狐様」
「……なんじゃ？」
「どうかこのウツケに、貴女様のお力を見せてください」
……ん？
首を傾げる妾に、ウツケは続けた。
「もののけは妖術とやらを扱うと、人から聞いたことがあるでござる……！」
キラキラキラと、ウツケの目が輝いている。
妾は溜め息をついて……、それからイイコトを思い付いた。
「ならば……上手く魅せることが出来たなら、お主は妾を崇め讃ろ」
「いいでござる」
ウツケは頷いた。
妾はにっと笑って、指を鳴らして……、
目の前に広がる、ハゲの木はピンクの衣を纏った。
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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桜鈴@雪猫(プロフ) - 紅うさぎさん» 3点セットですwwwww (2015年6月22日 7時) (携帯から) (
レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - 桜鈴@雪猫さん» 三点セットwww (2015年6月22日 0時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴@雪猫(プロフ) - 夢主が可愛い。面白い。雨月が鈍いの3点セットwwwww (2015年6月21日 21時) (携帯から) (レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - limeさん» みたらし団子おいしいですよね(笑) 夢主と食べたいですwwww (2015年4月18日 12時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
lime - みたらしwww 安定の鈍さwwwwww みたらし美味しい← ﾂﾝﾃﾞﾚ夢主めんこいっ!!絶対ﾓﾌﾓﾌしたい← (2015年4月18日 8時) (レス) id: bd91085028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅うさぎ
| 作成日時：2015年3月10日 0時
