015. ページ16
[雨月Side]
目が覚めると、自分の借り屋にいた。
「は……？」
唖然とした。まるで、今までが夢だったかのようだったから。
何故か、私は寝巻きを着ていた。昨日の夜に着替えた覚えもない。
それどころか、昨日は……。
「お狐様！！」
お狐様は無事なのだろうか。だって、怪我を負っていて…。
早くお狐様のところに行かなくては！
「……あ」
ふと、気付く。
行って…………どうするのだと。
彼女が死んでいたら？
あの大男がまだいたら？
そもそも、どうして私はあやかしと共にいたのか。
あやかしは………………人を喰うのに。
「っ……！！」
思わず、耳を押さえた。
まだ耳の奥に残っている……、あの人の形をした烏の嗤い声が。
それから、朧という鴉天狗……。彼の殺気も忘れられない。
今更ながら、手が震えてきた。
「っ……お狐様…」
小さく呟いて、目を瞑る。頭の中に疲れが溜まっているようで、ずぅんと重たい。
頭痛が酷くなる。もう寝てしまおうかと思った、その時。
「ちょいと失礼しますよぉ」
知らない声が、聞こえてきた。
†
「あぁ…。妖気に当てられましたねぇ。しばらく寝てたら良くなるから……」
「は、はい」
現れたのは、お婆さんだった。見知らない人で、何故ここにいるか分からない。
疑問で一杯の私に、お婆さんはこう言った。
「アンタはお狐様のとこに行ったんてねぇ」
「！？」
「ふふふ、せやろぉ？これだけ妖気に当てられて、無事に帰ってこれたのは希なこと。人間を守り、あやかしに対抗できるものはあの方だけだから」
お婆さんはゆっくりとした動作で真白い手拭いを水につけた。
私は、そぅっと問う。
「あの……貴女は？」
「私はねぇ。この村の一番の古株で……みんなからはお婆と呼ばれてるよ」
お婆。
確か、そうだ。親方に聞いた、物識りのお婆さんだ。
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おみくじ結果は「末凶」でした！
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桜鈴@雪猫(プロフ) - 紅うさぎさん» 3点セットですwwwww (2015年6月22日 7時) (携帯から) (
レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - 桜鈴@雪猫さん» 三点セットwww (2015年6月22日 0時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴@雪猫(プロフ) - 夢主が可愛い。面白い。雨月が鈍いの3点セットwwwww (2015年6月21日 21時) (携帯から) (レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - limeさん» みたらし団子おいしいですよね(笑) 夢主と食べたいですwwww (2015年4月18日 12時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
lime - みたらしwww 安定の鈍さwwwwww みたらし美味しい← ﾂﾝﾃﾞﾚ夢主めんこいっ!!絶対ﾓﾌﾓﾌしたい← (2015年4月18日 8時) (レス) id: bd91085028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅うさぎ
| 作成日時：2015年3月10日 0時
