011. ページ12
[雨月Side]
手を離すと、お狐様は私から少し離れた位置にトテトテと小走りして、距離を置いた。
「えぇ〜！なんで離れるのでござるか？！」
「やかましいぞ、雨月！人は好かんと何度言えば分かる！」
うぐ。確かに何度も言われているけれども。
それでもめげずにブーブーと文句垂れていると、お狐様に睨み付けられた。
銀色の瞳が鋭く輝く。睨み付けられて、ちょっぴりドキリとした。
「大体、お主はなんなのじゃ！何故妾のもとへ足を運ぶ！」
「お狐様に会いたくて……つい」
ヘラって笑うと、お狐様は顔を真っ赤に染めた。
肌と髪の色が薄いから、余計に目立っている。
「や…やかましい！！妾は会いとうなかったぞ！」
「ふふ。残念でござる」
「笑うなーーーっ！！」
ゼーハーっと肩で息をするお狐様。
余りにも可愛らしすぎて、くすくすと笑ってしまう。すると、彼女はぷいっと横を向いて、ツーンとすまし始めた。
あぁ、キレイだな。
ツンと澄ましたその横顔が。あどけない顔立ちに浮かべられた、苛立ちと照れが混ざった表情も。
そして、髪を振り乱しても尚、月明かりを浴びて艶やかに輝く髪にも、私は感動せざる終えなかった。
「……キレイ、でござる」
私の言葉に、お狐様はこちらを見る。彼女の瞳は大きく見開かれていた。
心底驚いている表情に、私は続けて言った。
「貴女は美しいでござる」
「……あやかしが美しいはずあるものか」
「それでも……美しいでござるよ。私はそう思いましたでござる」
「〜〜〜っ！！もう！たわけっ！！！このタラシ！」
たらし？
よく言われるけど、分からない言葉。たらしとは一体？みたらしを省略したのかな？
「……あっ！お狐様。お狐様」
「なんじゃ！」
今、良いことを思い付いた。
「昨夜は美しいものを見せて頂いたのに、また美しいものを見せてもらってしまったでござる！だから、そのお礼に、私に出きる範囲で願いを叶えてみせましょう！」
「……はっ？」
「もちろん、もう来るなとかはイヤでござるからな！」
一応、念を押して。
私はお狐様に願いはないかと尋ねた。
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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桜鈴@雪猫(プロフ) - 紅うさぎさん» 3点セットですwwwww (2015年6月22日 7時) (携帯から) (
レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - 桜鈴@雪猫さん» 三点セットwww (2015年6月22日 0時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴@雪猫(プロフ) - 夢主が可愛い。面白い。雨月が鈍いの3点セットwwwww (2015年6月21日 21時) (携帯から) (レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - limeさん» みたらし団子おいしいですよね(笑) 夢主と食べたいですwwww (2015年4月18日 12時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
lime - みたらしwww 安定の鈍さwwwwww みたらし美味しい← ﾂﾝﾃﾞﾚ夢主めんこいっ!!絶対ﾓﾌﾓﾌしたい← (2015年4月18日 8時) (レス) id: bd91085028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅うさぎ
| 作成日時：2015年3月10日 0時
