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[雨月Side]
「な、なんだか難しいでござる…」
「ふふふ。タワケには理解不能のようじゃな」
なんかタワケが定着してるなぁ…。
そんなこんなで、あの社に辿り着いた。古ぼけた、廃屋のような社だ。
…そういえば、ここは三日月神社というらしい。神社とつくからには、元は神様を祀っていたのだろう。
それなのに、今は誰一人として足を踏み入れてない。一体、何十年前の建物なんだろうか。
「さぁ。知らぬ。じゃが、妾が来たころはもう少し、手入れが行き届いておったな」
「な、なぜ心の声を……？！」
「声に出ておるぞ」
なんと。声に出ていたとは。
「お主はもう少し隠すことを覚えたほうが良いぞ」
「おっしゃる通りでござる…」
そう言いながら、私はお狐様の体を縁側に下ろした。優しく、ゆっくりと。
お狐様はそのまま縁側にべたっと寝転び、小さく溜め息をついた。
「人間は熱くて敵わん」
「お狐様こそ、お子さま体温でとても暖かかったでござる」
「ウツケめ。あやかしが暖かいわけなかろう。お主の認識違いじゃ」
「そんなことないでござるよ」
ちょっとだけムっとして、寝転ぶお狐様に覆い被さるように抱き付いた。
ほら、服越しに伝わる暖かさ。お狐様だって暖かい。
「やっぱり、暖かいでござる」
「ちょっ！！ウツケ！ハゲっ！退かんか、雨月！！！」
お狐様の体温はさらに上昇。ほっぺが真っ赤だ。
なんだか可愛くて私は笑いながら、体を起こした。
「お狐様、真っ赤でござるよ」
「お主が重いから肺が潰れたんじゃ！！！」
「そんなバカな」
クスクスと笑いながら、乱れたお狐様の髪を指の間で解く。
長い銀色の髪は、私の指に絡まることなくするりと滑っていった。
「さ、触るな！」
「ごめんなさいでござる」
相変わらず、真っ赤な顔のお狐様。
私は素直に謝って、お狐様から手を離した。
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桜鈴@雪猫(プロフ) - 紅うさぎさん» 3点セットですwwwww (2015年6月22日 7時) (携帯から) (
レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - 桜鈴@雪猫さん» 三点セットwww (2015年6月22日 0時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
桜鈴@雪猫(プロフ) - 夢主が可愛い。面白い。雨月が鈍いの3点セットwwwww (2015年6月21日 21時) (携帯から) (レス) id: 6d85449b6c (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - limeさん» みたらし団子おいしいですよね(笑) 夢主と食べたいですwwww (2015年4月18日 12時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
lime - みたらしwww 安定の鈍さwwwwww みたらし美味しい← ﾂﾝﾃﾞﾚ夢主めんこいっ!!絶対ﾓﾌﾓﾌしたい← (2015年4月18日 8時) (レス) id: bd91085028 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅うさぎ
| 作成日時：2015年3月10日 0時
