傍にいろ〔リヴァイ〕 (ページ6)

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エルヴィンページ6

あるケンカを境にケニーは姿を消した。

そのけんかの後、騒ぎを聞きつけたのか赤髪の少女と男が来た。
イザベルとファーランだ。
二人は私たちを連れて、いつもの練習場所に向かった。

しばらく歩くと、きれいに手入れされた壁が見える。
立体起動の練習をする場所だ。
そして、家としても機能している。
家にしては小さいかもしれないが・・・私としてはみんなと過ごす場所の一つ。

重度の潔癖症のリヴァイのために、きれいな場所を用意した。
まあ、個人の部屋に関しては・・・たまにしか来ないのもあって、少し汚い。
そのため、定期的にリヴァイが掃除してる。

それから、一週間ゴロツキとしてさらに名を挙げた私たちは、茶色い上着の人たちに追われることとなった。

いつもなら相手は雑魚の憲兵団。
しかし、今日は違う。
相手は自由の翼を掲げた調査兵団だ。

町中を
ワイヤーを突き刺し、巻き取り、ガスをふかし、飛ぶ。
これを繰り返し続けた。

逃げ回ってるうちに、イザベラもファーランも捕まった。
羽交い絞めにされたり、首を絞められたり。
二人はひどい目にあっていた。

リヴァイ、は？
見回すと、金髪の男にいまだ追われていた。

このまま降参するか?いや、まだ逃げられる。
でも、ここで逃げたら、イザベラたちは？きっと殺されはしないだろう。
でも、でも、傷つく彼らを・・・。

「これで、全部か」
私たち四人を見下ろす金髪の男を睨みつける。
「そんな目で見るな。全員ついてこい」
金髪の男はエルヴィンといい、四人仲良く調査兵団に入るという大出世を果たした。
最初は反抗的だったリヴァイも、イザベルやファーランに諭されて、おとなしくしていた。
むろん私もだ。