【文豪ストレイドッグス】死神と呼ばれる少女ー第二章 後編ー

第七十二話 ページ30

続き.
――――――――

〜No side〜


Aは足音を立てずに国木田に向かって真直ぐに走り出した


そして素早く背後に回り、少し跳び国木田の背中目掛けて繰り出された蹴りを間一髪で避けた


それを見ていた外野(乱歩と与謝野)が「ヒュ〜♪」と口笛を吹いたり「中々遣るねェ」と呟いていた


攻撃を避けた国木田自身も“何かヤバい”と感じたらしくAに向かって蹴りを入れたが――――





――――――其処にはもうAは居らず蹴りを繰り出したとされる国木田“自身の前”に居た


国「くはッ…!!」


子供の力とは到底思えない程の強烈な力で殴られたせいか、国木田はぐったりとして動かなくなった


福沢は少しの沈黙の後、「……勝者、A!」気を失っていると思われる国木田を一瞥して云ったのだった


〜Noside end〜


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