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爽汰と話していたら待ち合わせ時間に近づいていた。
待ち合わせ時間の12時の20分ほど前だろうか。
私は爽汰にそろそろ家出るねー!と連絡し、服だけ着替えてあの箱を持って家を出た。
流石に家から来ていくと知り合いに会ってしまいそうで怖いからね←
待ち合わせ場所の天鵞絨駅につくと爽汰はもう既に来ていた。
『そーた、おはよ!』
私が声を掛けると爽汰はこちらに気づき、笑顔で「おはよ!」と言ってくれた。
でもすぐに私の顔を見て
「今日は女装で演技すんの?」
なんて言ってくるから私は怒って
『これ女装じゃないから!素だから!』
と言い返した。
「ごめんごめんw」と笑う爽汰には反省の色は無くて私は頬をふくらませて怒った。
「怒んなよ!w……ねぇ?Aちゃん?」
上目遣いで顔を覗いてくるものだから怒るにも怒れなくなってしまう。こういうところはホントずるい……。
『あんまりふざけないでよね……。』
というと爽汰はいつもの百点満点の笑顔になって「さすがA!」なんて言ってきた。
『えっと、今日もいつもの如く男装で芝居するのでちょっと待ってて。』
服装は既に着替えてきたのであとはヴィッグを被るだけだ。
人が少なめの所に行ってヴィッグをかぶりバックに入っていた鏡を取り出して髪を整えた。
見た目が変わっただけでもう自分じゃないみたいでワクワクした。
爽汰のところに戻ると「Aらしいわ。似合うじゃん!」なんて言ってくるから嬉しくなった。
「さて、ここからが本番だろ!行こうぜ!」
爽汰は私の手を取り人が多くいる通りの方へ歩いていった。
また二人で芝居をできる楽しみさが大きくて自然と心は弾んだ。
少し進んだところで爽汰は「ここなら人も結構通るだろう」と止まった。
『じゃあ、さっき話したシチュエーションでいいんだよね?』
「おう!じゃあ始めるか。」
そう言うと私達は芝居を始めた。
しばらくすると徐々に足を止めてくれる人が出てきて色んなところから声が聞こえてきた。
「演技上手だね!」
「かっこいい!」
「これストリートACTなの?演技に見えない!上手!」
私達はその声に答えるように芝居をしていった。
────「『ありがとうございました!』」
芝居を終えると大きな拍手が起こった。
私は嬉しくなって爽汰のほうを見ると爽汰も私を見ていて顔を合わせて笑った。
────「…あの!」
人がはけてきたとき髪が長くてすらっとしていて可愛らしい女の人が突然声をかけてきた。
ラッキーカラー
あずきいろ
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天羽一月(プロフ) - 玖蘭零☆さん» よ、よかった(´ヮ`;)知識が薄いのでまた何かありましたらご指摘お願いします!ありがとうございましたm(*-ω-)m (2017年11月15日 20時) (レス) id: 05211295f9 (このIDを非表示/違反報告)
玖蘭零☆(プロフ) - 天羽一月さん» あ、変更されてますよー! (2017年11月15日 20時) (レス) id: 449d26bdad (このIDを非表示/違反報告)
天羽一月(プロフ) - 玖蘭零☆さん» ご指摘ありがとうございます!名字ってどうやって変えるんですかね(´^p^`) (2017年11月15日 20時) (レス) id: 05211295f9 (このIDを非表示/違反報告)
玖蘭零☆(プロフ) - オリジナルフラグは外してくださいねー! あと、苗字変換されてませんよー (2017年11月15日 18時) (レス) id: 449d26bdad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天羽一月 | 作成日時:2017年11月15日 16時