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2023.11.7 一部加筆(シソの神に直しました)
ア「だがそんな2人を導くキャラクターが出てこないんだっ!!!」
『…因みにナレーターいります?その話。』
ア「勿論だとも!ストーリーを進める、天から2人に支持を出す。そしてその指示には逆らえない。そんな感じだよ。」
『そうなんですね…主に支持役…っと。足りないのが2人を導くキャラクターですか…。』
ア「その肝心なキャラクターが出来上がらないんだ…。」
会議室が静寂に包まれる。
が、ふと思いついたようにAはポンと手をたたく。
『今回オリジナルキャラクターを出すのではなく、アモンさんのお気に入りのキャラクターを出すのではどうでしょう?』
ア「…それはどう言う事だ?」
『まず、今回の…長いので略しますけど、ウサクマ大冒険は「お空のお姉さんコラボ」として発表します。ママンとトゥギャザーからは人気のキャラクターに出てもらう…オールスターみたいな流れです。』
ア「成程…コラボか。」
『はい。例えば第1回目に…シソの神様出すとか。神様ですし、導き役には良いんじゃないですか?』
ア「……っっ!!!」
シソ神と聞いた瞬間、ガタンとイスごと立ち上がるアモン。Aはその迫力に少し後退りしてしまう。
『…やっぱりダメでした?』
ア「それ良い!そうだ!僕には素敵なキャラクター達がいるじゃないか…!!A君!その線で行こう!…と、なると第1回目は…」
アモンは目の前にあったノートパソコンに手を伸ばし、ぶつぶつと言いながらキーボードをテンポよく叩いていく。
(スイッチが入ったみたいで良かった。だけど何か忘れてる気が……………)
『あっ!!!』
(裏道さんに出演の事言わないで進んでる…!!)
『アモンさん、私ちょっと用事がありますから出ますね。何かあれば連絡下さい!』
ア「はいはい…それでここに裏道君を…」
話半分のアモンを後にすると慌てて裏道の控え室に走った。
***
この時間だと普段は居るのだが、今日はノックをしても返事が無い。
『まだ収録は残っているはずだけど…どこに行ったのかな?もしかしてもう撮影始まってる?』
池「あれ?Aさんじゃないですか。どうかしましたか?」
『あっ、池照くん!裏道さん見なかった?』
池「裏道お兄さんなら待合い室に居ましたよ。」
『分かった!ありがとう!』
急いで待合い室に向かうと、兎原にかまわれてる裏道の後ろ姿が見えた。
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作者名:水無月(みなづき) | 作成日時:2023年10月14日 12時