【刀剣乱舞】一期一振に愛されすぎて困ってます。＊完結＊

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すーすー…という寝息が聞こえて来た






寝てしまわれましたか







私はふっと笑うと主殿の髪をさら…と撫でる








愛しい人が目の前で寝ている。しかも自分の膝で。









…自分でもわかっている









これは理性が試されると。。。








でも膝の上に主殿がいるということに









本当は夢ではないか、と疑ってしまう








一「…本当に愛らしい」







人の形を得てから、いろんな感情を知った









特に、この方を好きになってから。









愛情、喜び、悲しみ、嫉妬、恐怖…









恐ろしいほどの数の感情を私は知ってしまった









一「……貴女のせいですよ？」








それが主殿のせいだと思うと、何故か嬉しく思う








私の初めては全て主殿だ。









人とは不安定な生き物。








今まで、人間のことはそこまで興味がなかった









自分はただの物として扱われて来たから。









だが今、自分は愛しい人と同じ形を得ているということに









深く、喜びを感じている。








一「…本当に…何故こうなったのでしょうね…」







主殿は私だけのものではない









が、せめてこれだけは許してくださいね









そう思って私は








主殿のおでこにそっと口づけを下ろした









一「………………………」









…自分でやっておいて何だが、








口づけを下ろしたら、何故だが我慢がきかなくなって来た









『……ん…』






寝言を言った主殿が私の膝の上で寝返りを打つ








………起きたらどうしてくれようか









……でもそうしたら主殿に本当に嫌われそうなので、







私はぐっとのんで我慢した








この状態で理性を保った私に拍手をおくりたい。←

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