僕の望みは、「平穏」【六年生】【男主】【RKRN 】2 (ページ3)

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隠されたお菓子の段(四年生のときの回想)3 ページ3

文次郎「学園長先生！ガールフレンドとの約束のために大切な学園の予算から逢瀬の場所代として新しい屏風や座敷を買ったことは後々、学園長先生のおこづかいから引かせていただくとしても！」

学園長「そんなぁ！」

文次郎「食べてしまったのなら、代わりに何かくれるのが筋でしょう！」

更に詰め寄る三人に、学園長先生がぐっと言葉につまる

学園長「うぅ…分かった！わしのサイン入りブロマイド３枚セットをタダで…うぇ？」

学園長が前を見ると、三人はため息をつきながら庵を後にするところだった

仙蔵「せっかく母上が我々が喜ぶと思って送ってくださったのに…」

『これだから年寄りは欲張りでならんよ』

文次郎「それは年寄りと言うより、学園長先生が欲張りなんだろ」

恨み言を庵に残して…

学園長「間違って持ってきた小松田くんが悪い！」

「「「「それは学園長先生が悪い！」」」」

部屋に戻り、そこで呼び出されたろ組の小平太、長次、は組の伊作、留三郎が声を揃えて言った

『なんとかしようよ、皆のお菓子が…』

文次郎「せめて、羊羹をくだされば…」

留三郎「全く、学園長先生の欲張りにも困ったもんだ」

伊作「言って聞く人でもないしね…」

部屋の中にため息が降り注いだとき、長次が口を開いた

長次「…モソ」

小平太「おう、そうだな！口で言って聞かないのなら…」

長次「実力行使あるのみ…」

その言葉に、全員の目が光った