僕の望みは、「平穏」【六年生】【男主】【RKRN 】 (ページ4)

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六年生の実戦的実習の段　3 ページ4

他より歩く速度が遅い龍之介に合わせて歩幅を小さくしながら歩き、学園長の庵の前まで来る

正座ができない龍之介は立ったまま、仙蔵は礼儀正しく背筋を伸ばして一声かけてから障子を開ける

と、他の六年生と山田先生が学園長先生である大川平次渦正がすでに揃っていた

それと、画面を破って補修した後も

(あ、土井先生はここから来たんだ…)

文次郎「お前ら、遅いぞ！何していた！」

仙蔵「遅いのは仕方ないだろう。龍之介をもっと気遣え」

文次郎「この過保護が…」

『すいませーん。らんきりしんが投げた手裏剣が…土井先生も来ましたけど…』

山田「あぁ、それは放っておいていい」

涼しい顔の仙蔵に呆れる文次郎

と、らんきりしんに呆れる山田先生

山田先生に目で促され、部屋に入る
ヘムヘムが龍之介にイスを差し出したところで、学園長が話始めた

学園長「まぁよい。お前たちを呼んだのは他でもない…。最近お主ら六年生は全員での実習が少ないだろう！」

山田「まぁ六年生にもなると個人個人の適性に合った実習が多くなりますからね」

伊作「あって、同室でとかですかね」

長次「モソ」

小平太「確かに…最後に７人で忍務したの、いつだ？」

留三郎「数ヵ月前か…？」

文次郎「バカめ、もっと最近だ」

『いやぁ言うても、けっこう前だろ』

仙蔵「先月はなかったが、その前はどうだった？」

途端に７人全員が譲り合わず、もっと前だ、だのもっと最近だ、と騒がしくなる

学園長「えーい、やかましい！！！お主らのその結束力のなさが問題じゃ！」

文次郎「留三郎が！」

留三郎「文次郎が！」

『そもそも君たちがところ構わず喧嘩するから』

仙蔵「いつもそのせいで敵に気付かれたりするんだ」

伊作「争いはやめようよ！」

小平太「なんだ、勝負か！私もやる！」

長次「小平太…よせ」

またもやギャンギャンギャンと騒々しくなる庵

学園長「やかましいと言っておろうがーーーー！！！」

「「「「「「「はーい…」」」」」」」

この時、山田先生はこう思ったという…

山田(ある意味結束力のある奴らだ…)