【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属 弐

第89話 ページ41

NOside


そして、五人は商店街に足を運んだ。


アキノリ「さーて、一応来てはみたものの……果たしてマグロ妖怪が出るかどうか…」


ケースケ「ねぇ…やっぱり、帰った方が…」


アキノリ「ビビるなって、俺達がついてるからさ！」


A「うん、だから安心して？」


トウマ「…あ、そういえば…マグロ三昧もこの通りだだったね」


アキノリ「そういやそうだな…」


ナツメ「ウチ、よくマグロの漬け丼出前で取ってたよ〜」


トウマ「ウチも。でも…最近息子さんが店を次いで
から作り方を変えたみたいで、前と味が変わっちゃったんだよね…」


アキノリ「そういやおばばもそんなこと言ってたなぁ〜」


A「え、そうなの？」


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一方その頃、
マグロ三昧の店主が漬けを作っていた。

しかし…


店主「…これも違うな」


満足のいく味付けではなかったようで、
店主は苦悩している様子だった。


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アキノリ「んー…待ってはみたけど、現れそうもないな。人食いマグロ」


ケースケ「ほっ…」


ナツメ「ここに来れば必ず会えるって訳でもないのね…」


A「何かしら人食いマグロが襲ってくる条件があるのかもしれないね」


トウマ「…そういやあの大学生、グルグル寿司の
キーホルダーを着けてたよね？」


アキノリ「あっ！」


ナツメ「…あ！それに、ニュースのインタビューに
出てた親子も！」


トウマの発言に、
四人は次々と気付き始めた。


アキノリ「ってことは…この辺りを通る時、あの
キーホルダーを着けてると人食いマグロが襲ってくるのか？」


トウマ「断言はできないけど…でも、とりあえず
試してみよう。…ケースケ！」


ケースケ「えっ！？いやいやいや、オレは別に試したくないし！」


トウマ「キーホルダーと交換できるチラシ、持ってたよね？」


ケースケ「え？あ、ああ…うん」


トウマ「僕がキーホルダー貰ってくるよ」


トウマはケースケからチラシを貰い、
グルグル寿司に入っていった。


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トウマ「はい」


戻ってきたトウマは
キーホルダーをケースケに渡す。


ケースケ「わあああっ！？オ、オレいらないよ…！」


その瞬間、雷の様な音が鳴る。
そして、黒くなった雲から人食いマグロが現れた。


『ヴルルルル…！！』

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