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三十四話 ページ36

ある日、少女が怪我をした
敵が予想以上に多く、手こずったそうだ
腹部に一ヶ所、深くはない



「なんだ、ヘマしたのか」

「煩い」

「まぁ、一隻潰したからいいが...」



船長は部下に救護の指示をするが
少女はそれを拒否した
そのまま部屋へ戻っていく



「天国に行きたいのか?」

「お前らよりロドリゴの方が大事だ」



ただ一言そう残してドアの奥へと消えた
部屋に入ると真っ先に人魚の元へ向かう



「どうしたんや、その傷」

「やらかした」

「無理すな言うたやろ」



コツンと額に拳をぶつけられる少女
そして患部に水をかけられた



「じっとしとき」

「ん」



人魚は少女の腹部に手を当て目を見開く
ビリジャンの目が輝き、手を離した



「もうええよ」

「ごめん」

「怒っとらん」

「...ごめん」

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守宮烏(プロフ) - もみじさん» ありがとうございます^ ^ (2020年6月13日 5時) (レス) id: 1296702c2e (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 良いですね!可愛いです! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 61d5d81753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:守宮烏 | 作成日時:2020年5月3日 21時

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