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九話 ページ11

「ロドリゴ、帰ったよ」

「おかえり」

「ねぇ、お腹すいた?」

「まぁ、ここ海藻あらへんしな」



あ、人魚って海藻食ってんだと思いつつ
人魚の前に籠を出す



「今から適当に作るんだけど食べる?」

「ええの?」

「ロドリゴある意味居候だけどね」

「酷いわぁ...傷が治らんからおるのに」

「自分に魔法かけれないの?」

「無理」



しょうがないなぁと少女は小屋に戻り支度を始める
食パンを薄く切り水洗いした野菜をのせ
目玉焼きを挟む



「肉いけるかな...?」



不安になったが一応ハムを挟む
皿に乗せて人魚の元へ持っていった



「出来たよ」

「...それ何?」

「パンに色々挟んだだけ」

「ん、ありがとう」



人魚は皿を受け取るとサンドイッチを手に取る



「食べてみて」

「どうやって?」

「ガブッと」

「はむっ...ん...」



モゴモゴと口を動かす人魚
次第に目がキラキラとしていく



「なんやこれ...!」

「美味しい?」

「この、ピンク色のやつ美味しい!」

「ハムか...」

「はむって言うんやな...」



黙々と食べる人魚を見て少女は目を細める
人魚は飲み込む度に嬉しそうな顔をするものだから
少女もそれに合わせて笑ってしまう



「Aが作ったん?」

「うん、他にもレパートリーはあるよ」

「作って欲しいんやけど...」

「え、魚は無理でしょ?」

「せやけど他なら食べれるやん?」

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守宮烏(プロフ) - もみじさん» ありがとうございます^ ^ (2020年6月13日 5時) (レス) id: 1296702c2e (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 良いですね!可愛いです! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 61d5d81753 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:守宮烏 | 作成日時:2020年5月3日 21時

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