烏の資材置き場 (ページ6)

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色気と後悔に弱い彼女(ポルさん) ページ6

ﾎﾟﾙ｢おかえりぃ｣

家に帰ると気だるげな声が響く
肩にかけていた鞄を放り、リュックを下ろすと彼がフラフラと駆け寄ってくる
そのまま抱き着かれて頭をポンポンされた

ﾎﾟﾙ｢んー今日も顔真っ赤になっとお｣
貴｢うるさい...｣
ﾎﾟﾙ｢元気ないな、なんかあったん？｣

ぽつりぽつりとその日のことを話す
テスト勉強頑張ったのに見事に爆死
悔しくてついつい涙が出てしまう

ﾎﾟﾙ｢あーあー...涙出てもうてるやん｣

彼の大きな指で涙を拭われる
それでも止まる気配はない

ﾎﾟﾙ｢努力が必ず報われるとは限らん...でも大事なのはその後や｣
貴｢うん...分かっとる...｣
ﾎﾟﾙ｢なら大丈夫やんな、おまじないかけよか？｣

コクリと頷くと抱き寄せられて額にキスが降る

ﾎﾟﾙ｢よう頑張ったな、お疲れさん｣

彼の色気に惑わされ、いわれるがままになる
彼は私を抱き上げるとそっとベッドに降ろしトントンと心地いいリズムで撫でてくる
彼の方を見ると黄緑がどろりと溶けていた
愛おしそうにこちらを見ている
胸元から見えるロザリオに色気を感じられた

ﾎﾟﾙ｢眠いん？｣
貴｢ポルさんの色気が悪いんじゃけ｣
ﾎﾟﾙ｢それはどうにもできんなぁ...あ、明日から冬休みや...俺ん家行く？｣
貴｢行く｣

そんなことを話しているうちに意識が薄れていった

ﾎﾟﾙ｢寝そうやな、Boa noiteA｣