休日を満喫�� ページ13
同じ部屋から出てきた私たちを見て、顔を赤くさせたり、どうでもいいと言うようにあくびをしている者もいたり興味を示したり首を傾げたり…
うん。十人十色、三者三様？
きちんとズボンを履く私の隣で呆れている堅治くん。
私といるといつもため息ついてるよね。
いや、さすがに私のせいだってわかってるんだけども
『堅治くんが起こしに来てくれただけ。』
「付き合ってるんすか？」
『まっさかぁ。私ら従兄弟やで。第一、堅治くんはタイプちゃうし。』
「おい。」
「へぇ、言われてみればちょっと似てる気がする！」
「俺聞いてない。」
「どうでもいいでしょ。」
『どうでもいいってどういう事やねん月島。』
「前から思ってたけどAって関西弁喋るんだな。」
「そういや、標準語でもなんか訛ってたか。」
「早く食堂来いよ」と言い捨てて逃げてった堅治くん。私たちは顔を洗うべく歯磨きセットを装備して水道場へ。
みんな歯磨きながら会話してるから普通に何言ってるかわかんないけど、占拠した水道場の鏡に移る私達の絵面がかなり面白いことだけは分かる。
なんで面白いかって？身長だよ。
身長差激しすぎて灰羽くんとか金田一とか月島とかもう首から途切れて見えなくなってるし、私でも鼻からは見えない。
多分170以上の身長の人は見えないようになってるから身長の低い日向はバリバリ見えてる。
ね、面白いでしょ。
てかずっと思ってたけどみんな寝癖酷くない？
君たちちゃんと髪乾かして寝てないのか？
風邪ひくからちゃんと乾かさないと。
なんて心の中で言っても意味無いやんな。
『ああ、五色くんとは多分春高予選の時が初対面。
確か、外の階段で蹲って泣いてる子があんまりにも泣き止まないから『元気だして』ってハンカチ渡したのが五色くんだったんだよ。』
食堂への移動途中、自分たちっていつ初めてあったっけっていう話で盛り上がっていた。
話された当の本人、五色くんは何故か顔を真っ赤にして何かを堪えている。
「それって勝ったうちが言えることじゃなかったと思うんだけど。」
「この人に何言っても無駄だよ。デリカシーってもんがないから。」
「確かに無神経なとこあるよな。」
山口くんの言い分はわかるよ。
それはわかるけどさ。月島…お前の発言は本当だとしても悪意しかないだろ。
金田一は……うん。仕方ない。
君もちょっと天然なとこあるよね。
それが私は好きだけれども。
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ゆか(プロフ) - そこで終わりですかあああああああああああ！？続き気になります！！！！更新まってますううう！！！ (2020年5月10日 14時) (
レス) id: 75e2a494df (このIDを非表示/違反報告)
エマ - とっても、面白いです!!更新、楽しみにしてます。頑張ってくださいね。^^ (2020年2月10日 22時) (レス) id: b5a08e9156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水面雫 | 作成日時：2019年9月26日 19時
