第85話 ページ5
冬馬side
氷の矢が飛んできた。
こんなにうまく氷魔法を使える人といえば選択肢は1つしかないだろう。
冬馬「竜斗、やっぱり……」
竜斗「うん、凍矢先輩だろうね。……ついでにあと5人くらいいるかな。」
俺たちより1つ上の学年の白川凍矢先輩。
この学園でも指折りの魔族。
それに氷の属性使いでもある。
属性使いというのはこの学園でその属性の魔法が一番強い人に与えられる称号だ。
凍矢「やあ……竜斗くんに冬馬くん。」
やっぱり凍矢先輩だ。
凍矢先輩は後ろに数人連れてやって来た。
連れてきた人の中には炎の属性使いの赤木晴治先輩もいる。
竜斗「どうしたんです?属性使いのお二人がこんなところに来て。何か用があったんですか?」
竜斗はにっこりとした笑みでそう言う。
俺にはなぜここに先輩がいるのかという驚きでいっぱいだ。
誠と美桜はイマイチ理解していないように見える。
晴治「それはこっちの台詞だよ。ここで強い魔力が働いたと思えば…封印を解いたんだろ?」
竜斗「ええ。その通りです。」
俺もわからなくなってきた。
封印?強い魔力?
一体なんのことだろう。
凍矢「それより……君もこちらに来たらどうだい?」
……竜斗のことだからうんとは言わないはず…
絶対に……
竜斗「それは、すべてを知った上でおっしゃってるんですか?」
晴治「ああ。お前とあの方が組んだら世界破滅も可能じゃないのか?」
どういうことだよ……
世界破滅?
そんな力が竜斗にあるとは思えねぇ……
冬馬「竜斗…どういうことだよ……」
竜斗「先輩、いろいろと誤解を招くような言い回しはご遠慮いただきたいんですけど…」
晴治「それもそうだな。まあ、俺たちは知っている。」
何を知っているのだろうか。
一体何を……
凍矢「君の…秘密をさ。君は……」
凍矢先輩がそう言ったとき、竜斗の顔から笑みが消え、感情が感じられなくなった。
竜斗「それ以上は、いくら先輩とはいえ容赦なく殺させていただきますが?」
殺すって……
竜斗がそんなこと言ってるの始めてみたような……
晴治「いやぁ、怖いねぇ。でもやっと君の本性を少し見れたかと思うよ。」
凍矢「本当ならこんなことはしたくないけどあいにくと君をこちらへ連れてくるように言われてるんだ……言葉じゃ無理なんだったらもし僕たちが勝ったらこちらへ来てね?」
晴治「ま、君なら俺ら二人を倒すくらい朝飯魔だと思うけどな。」
竜斗「…わかりました。……では、いきますか。」
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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか?即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊沢花月 | 作者ホームページ:http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/
作成日時:2016年10月25日 7時