第105話 ページ25
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どうやら、最終決戦が始まるらしい。
でも、まだ彼らは気がついていない。
勘づいてるのもいるけど、ほとんどは知らない。
ま、しかたないわよね。
何百年も前のことなんて知る由もないのだから。
━━汝は大丈夫なのか?
…ええ。
予想以上よ、これは。
まさかここまで綺麗に事が進むとは。
むしろ進みすぎて怖いレベルね。
でも…目的はあいつらとは違う。
忌まわしき奴等への復讐。
あのお方を封印した奴等への復讐。
そして、堕落した世界の統制。
青の死神の存在はすでに把握してある。
あとは…『死の戦士』たる力と邪石の力さえあれば、少なくとも現段階の青の死神を再起不能まではやれるだろう。
桃色はこちらにいる。
青も倒せば残りは紅だけ。
紅も精神掌握をすればこちらの意のまま。
…この勝負、絶対に負けるものですか。
━━招かれざる者共が来たようだな。
侵入者の存在をすかさず確認したのね。
…とりあえず、手筈通りにいこう。
「始動」
ソファから立ち上がり、ペンダントを握ってそう発する。
私の体には幾何学的な模様が発生し、部屋一面の壁や床にはそれと呼応するかの用に黒き光を放つ紋章が現れた。
「展開」
次にそう発すると、私の体も黒き光を帯びた。
少しの間、目をつぶり、そしてペンダントを頭の上へと掲げる。
ペンダントはまばゆき光を放った。
それと共に聞こえてくる無機質な声。
その声に答え、目を開く。
後ろを向いたとき、ふと鏡が目についた。
鏡を見てみると、私の瞳は光を失った深紅の瞳と化していた。
瞳孔が開き、さらには両腕が異界のものとなっている。
犬歯は鋭い牙と化し、背中には漆黒の翼が生えていた。
大昔に封じられた『虚無の女王』と呼ばれた化け物の力を引き出す。
「発動」
体の紋章がまた光ったかと思えば、その紋章は手の甲と額だけになり、足元には発動させた際に周りの僕…チャームストーンの影響を強く受けた生徒達の魂が転がっている。
生徒たちには新たなる仮初めの魂を与えた。
魂を1つに纏めると、それをひとのみにする。
…準備は整った。
あとは、邪の一族の生き残りたる彼女の力が完全に目覚めるのを待つだけ。
…もう一人の私が、ね
- 金 運: ★☆☆☆☆
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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか?即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊沢花月 | 作者ホームページ:http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/
作成日時:2016年10月25日 7時