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第100話 ページ20

竜斗side

本当は、どうにかなると思ってた。
想像以上に敵はやっかいで、ルナ達もいない。
となると残るは大樹とドナだけ。
でも、さすがに属性使いがいるとなると苦戦することは免れないだろう。
多分…ここにいるのは風夏先輩と大地先輩。
風と土……光と闇くらいにはやっかいな組み合わせだ。
そして、もしかしたら菜乃花先輩も。
土と菜乃花先輩の植物のセットも厄介だろう。

A「大樹!みんな!」

そんな心配をしていると、Aが駆け寄ってきた。
とりあえずは一安心。

大樹「他のやつらは?」

A「みんな、向こうにいる。大地先輩とか菜乃花先輩と戦ってる。応戦お願い!」

Aの様子からして尋常ではないことはわかった。
でも…ここには僕たち以外にも誰かがいる。
そう思ってると急に突風が吹いた。
それはとっさに身構えた僕以外のみんなを冬馬達のいる方へと連れていった。

風夏「やぁ…辻竜斗くん。」

そして1人の女性が姿を現した。
属性使いの中でも三本の指に入る彼女は風野風夏(かざのふうか)さん。
凍矢先輩達よりも1つ上の学年だったはずだ。

竜斗「なぜ…僕だけ残したんですか?」

風夏「すこし、昔話をしていただこうかと。」

昔話……
火炎の悲劇について教えろということだろうか。
僕はしばらく何も話さなかった。
どうすればいいのだろうか。
多少は話しても大丈夫かもしれないが、もしもA達に聞かれていたら。
ちなみに、A達のいるほうのフロアとここの間はいつの間には重々しそうな扉がしまっていた。

風夏「どうする?このまますんなり教えるか、それとも…風使い同士正々堂々と戦うか。ちなみに、交代…だっけ?は禁止だし剣も禁止。使っていいのは無と風に属する魔法だけ。」

この先輩はどこまで知っているのだろう。
僕とアイツが交代できること、疾風炸裂切りのこと。
でも、すんなり教えるわけには…いかない。

竜斗「……教えるわけ、ないじゃないですか」

僕はその言葉と共に少しおさえていた魔力を解放した。
先輩の方も顔は笑顔を保ちつつも魔力の解放を始めた。

風夏「まあ、私と他2名はどこぞの属性使い達と違って石の力は使ってない。だから公平かな?」

と言うと先輩は何の前振りもなしに圧縮した空気の弾を連射してきた。
一方の僕はというとその弾を回避するのに気がいきなかなか攻撃できない。
風夏先輩は次々と撃ってくる。
そして1つ。とても速い弾。
それは、僕の左腕をかすめていった。

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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか?即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊沢花月 | 作者ホームページ:http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/  
作成日時:2016年10月25日 7時

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