235.犯人はあなただ ページ40
嫌がらせは日が経つ程エスカレートしていった。
手紙は1日に何通も送られてくるし、中には『マサイくんと別れろ』『別れないと男向かわせて襲わせるぞ』とか、脅しの文が書かれた便箋にカッターの刃や虫の死骸が入ってる。
正直よくここまでやるなと思うくらい。
エレン「……ねぇ、また手紙来てるよ」
「そこ置いといて。後で見る」
エレン「……大丈夫なの？」
「大丈夫だよ。ちょっとトイレ行ってくるね」
エレンは嫌がらせが悟られるのも時間の問題かな。
トイレの鏡に映ってる私の顔は自分でも分かる程顔色が悪い。
気にしてないって思っててもこうも続けば精神的にクるな……。
今日はもう帰ろう、このまま仕事してもミスするの目に見えてるし。
トイレから戻ってエレンに今日は帰ることを伝えた。
手紙は読むことなくゴミ箱へ捨てた。
エレン「……気を付けてね」
「うん」
エレベーターに向かうまでに何人か社員とすれ違ったけど、皆が皆顔色悪いけど大丈夫かと声を掛けてきた。
優しいなぁ。
オフィスが入ってるビルを出てすぐ、最近聞いたばかりの声が聞こえた。
花歩「あ、リズハちゃんだ！」
「！！……花歩ちゃん」
花歩「久しぶり〜！仕事終わり？」
「まあ」
花歩「ならちょっとお茶しない？私リズハちゃんとお話ししたいことあるんだ！」
「……いいよ。私も話したいことあるし」
まさか今会うとは思わなかった。
……私を待ち伏せしてたなら、別だけど。
花歩ちゃんがいいお店を知ってると言うからそこに行くことに。
連れてこられたのはオシャレなカフェ。
花歩「ここ週2で通ってるんだ〜」
「へぇ、オシャレなお店だね」
花歩「でしょ！あ、Aちゃん何飲む？」
「カプチーノにしようかな」
花歩「私はミルクティーにしよ！すいませーん」
お客さんが私達の他に2人しかいなかったからか注文したらすぐにカプチーノとミルクティーが運ばれてきた。
さて、早速本題に入ろうかな。
「さっき、私と話したいことがあるんだって言ってたよね。何？」
花歩「まあ厳密に言えばお願いなんだけど」
「……何？」
花歩「マサイくんと別れてくれない？」
確信した。
あの嫌がらせの犯人は花歩ちゃんだ。
「やっぱりあの手紙は花歩ちゃんがやってたんだね」
花歩「あは、バレちゃった。流石CEOだね〜」
「……何で私の本名と仕事を？」
それが1番気になってた。
彼女はどこでそれを知ったんだろう。
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ハルキ(プロフ) - 完結お疲れ様です。キュンキュンしながら拝見させて頂きました。番外編も楽しみにしております！ (2019年9月2日 7時) (
レス) id: 08df1f4a97 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - お疲れ様でした！いつも楽しみにしてました(´∀`)番外編が出ると聞いて心の中で勝手に舞い上がっております笑楽しみにしてますね！これからも投稿頑張ってください！ (2019年9月1日 0時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - kisekinosdiさん» ありがとうございます！番外編楽しみにしててください！元カレの話書かせていただきます(*^^*) (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 実際こんなプロポーズされたら泣きますよね〜、分かります…！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆーひさん» 自分でも書いてて興奮してました笑 (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年7月13日 0時
