236.真実か虚偽か ページ41
花歩「リズハちゃんさ、何年か前にアメリカのテレビに出てたんでしょ？日本人の女の子がアメリカで起業して成功したって話題になって。それを誰かが見つけたんだろうね、Fischer'sのメンバーの本名とか載ってるサイトに書いてあったよ」
「へぇ、それで私の本名と仕事を知ったと」
花歩「そ。だからさ、マサイくんと別れてよ」
「そこ“だから”って結び付かなくない？意味分かんないんだけど。日本語理解してる？」
花歩「……リズハちゃん頭良いからって調子乗ってない？」
事実を言っただけなんだけどなぁ。
というか調子に乗ったこと何かないよ。
花歩「マサイくんもあんなこと言ったのも納得だわ」
「あんなこと？マサイくんと会ったの？」
花歩「たまたま会って、ちょっと話した時にね〜、リズハちゃんの愚痴言ってたの」
「……マサイくんが？」
花歩「うん！頭が良いのは認めてるけど知識をひけらかすとこはウザいって言ってたよ」
花歩ちゃんはやけにニコニコして言った。
マサイくんから花歩ちゃんに会ったとか聞いてないし、本当に会ったら言うと思うんだけど。
花歩「あ、信じてないな〜？」
「そりゃ信じる訳ないでしょ。何で彼氏じゃなくて出会って2回目の人のこと信じなきゃいけないの」
花歩「でも本当にそう言ってたよ？」
「マサイくんはそんなこと言わない」
花歩「もう別れたいって言ってたのに」
「……本当に、マサイくんがそう言ってたの？」
花歩「！うん！言ってた！間違いない！」
「じゃあそれがもし花歩ちゃんの嘘だったら？」
花歩「え？」
「私とマサイくんを別れさせようと虚偽の発言をしたってことだよね。自分がマサイくんと近付きたいから、私からマサイくんを奪いたいから私達の仲を裂こうとしてる」
花歩「何言ってるの？嘘じゃないもん！」
「じゃあ今からマサイくんに電話してみる」
スマホを取り出すと花歩ちゃんは慌ててそれを止めた。
彼女の目を真っ直ぐに見て、質問をしてみた。
「本当に、マサイくんが私と別れたいって言ってたんだよね？」
花歩「……言ってたよ。それに今聞いたってリズハちゃん本人に言う訳なくない？」
「普通は別れたいんだったら流れに便乗して別れようって言うと思うけど」
花歩ちゃんは目線を左右に動かし、数秒考えた後に口を開く。
これ以上嘘言わない方が身のためなのに。
バカだなこの子。
花歩「……あのさ、リズハちゃんって人生の勝ち組じゃん」
「はあ？」
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ハルキ(プロフ) - 完結お疲れ様です。キュンキュンしながら拝見させて頂きました。番外編も楽しみにしております！ (2019年9月2日 7時) (
レス) id: 08df1f4a97 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - お疲れ様でした！いつも楽しみにしてました(´∀`)番外編が出ると聞いて心の中で勝手に舞い上がっております笑楽しみにしてますね！これからも投稿頑張ってください！ (2019年9月1日 0時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - kisekinosdiさん» ありがとうございます！番外編楽しみにしててください！元カレの話書かせていただきます(*^^*) (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 実際こんなプロポーズされたら泣きますよね〜、分かります…！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆーひさん» 自分でも書いてて興奮してました笑 (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年7月13日 0時
