4本の薔薇 IV【Fischer’s】

190.脳内メーカー part 1 ページ44

マサイside



Aがアメリカから帰ってきて1ヶ月経った。

今日はンダホが持ってきた企画。

昔流行った脳内メーカー。

実は俺も中学の頃Aの名前を入れてみたことがあるんだけどそれは言わないでおいた。

絶対からかわれるしAもこの動画観るだろうし。



ンダホ「ぺけたんとダーマとリズハちゃんも調べてみる？」

シルク「調べてみようか！」



今ここにいるメンバーは全員調べてみたから、ここにいないメンバー3人の脳内を調べてみることにした。

ちなみに俺は“疲”で頭が埋め尽くされてたよ。

実際によく言われるからこれ結構当たってるんだよなぁ。



シルク「ぺけたんいこう。ぺけたんって意外と何考えてるか分かんないんだよ」

ンダホ「逆に何も考えてなさそうw」



そしてぺけたんもダーマの結果もやっぱり結構当たってて、残すはAだけ。

正直俺でもAが何考えてるか分からないことがよくある。



シルク「最後リズハな訳だけど……あいつもマジで分かんない！」

ンダホ「あれだよね、リズハちゃんは頭良すぎて何考えてるか分かんないんだよねー」

マサイ「あー、それはある。突然変なこと言い出すし」

ザカオ「変なことって？」

マサイ「この前何だったか忘れたけど、右のやつ取ってー、って頼んだんだよ。そしたら凄ぇ真剣な顔で“右の定義って何だろう”って言い出して」

モトキ「右の定義……」

マサイ「そう、右の定義。例えば宇宙人と出会った時、“右って何ですか”って聞かれたら言葉だけでどう説明すればいいんだろう？ってさ」

ンダホ「えー、左の逆じゃダメなの？」

シルク「いやそれだと“左って何ですか”って宇宙人に聞かれるだけじゃね？」

ンダホ「あ、そっか」

シルク「ていうか例え話が既に頭おかしいんだよなぁ」

モトキ「それは言えてるwww」

ザカオ「結局それ結論出たの？」

マサイ「話が難しすぎて俺途中から聞き流してたから分かんない」←

シルク「おい！www」



まあ、今のエピソード聞いて分かったと思うけど、俺ですらAが考えてることが分からない。

ていうか俺に理解する程の頭がないんだと思う。



ンダホ「じゃあそんなリズハちゃんの脳内を覗いてみましょう！」



ンダホが名前を入力するところに“リズハ”って入れて診断する。

表示された結果に一瞬驚いて、納得した。



ンダホ「んん！？www」

シルク「これ当たってんのかなwww」



リズハの脳内は“休”の一文字で埋め尽くされていた。

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