4本の薔薇 IV【Fischer’s】

180.同じ場所にいたっぽいです ページ34

マサイside



『あ、あーごめんごめん。まさかそんな理由だと思わなくて…』

ぺけたん「来たよー。あれ、何やってんの？」



ぺけが来て集まってる俺らを不思議そうに見る。

Aと電話してると言うと俺も話すーって言ってコートも脱がずに輪に入ってきた。



『今そっちに誰がいんの？』

マサイ「ザカ以外は揃った」

『ならちょうどよかった。大学の友達に教えてもらって凄いことに気付いてさ。マサイくんとシルクくんとンダホくんとぺけたんって2年くらい前にロサンゼルス行ったよね？』

シルク「あー、行った行った」

『言ってなかったんだけど、実は私も2年前の同じ時期にロサンゼルス行ってたんだよ』

ンダホ「えー！？そうなの！？」

ぺけたん「じゃあもしかしてすれ違ってたりとかあった？」

シルク「いやでもすれ違ってたら気付くことね？……あーでもそん時まだAと再会してなかったし、アメリカにいるとも思ってねぇから気付かねぇか」

『話戻すよ。一緒にロサンゼルス行った友達が私がYouTuberやってるって知って動画見てたんだって。主に海外で撮影したやつ。そしたらベニスビーチの動画で私らしい人物が映り込んでたの発見したんだと』



Aのその言葉に俺達は顔を見合わせた。

全員そんなことあるか？って顔をしてた。



『そんで私も動画見直したら確かに私っぽいやつが遠くの方に映ってるんだよ。でも確証は持てないからなーって思ってたらその友達が当時撮った写真見せてくれてさ。その写真のバックに写ってる人をズームして見たらマサイくんとンダホくんっぽい人が写ってた』

シルク「マジで！？え、ちょっとその写真マサイに送って！」

ダーマ「こんなことあるか？普通」

『ないから私もびっくりしてんの。あ、今から送る写真の右上辺り見てみて。じゃあ一旦切るよ』

マサイ「あ、うん」



電話が切れた数十秒後に1枚の写真が送られてきた。

ビキニを着たAと友達らしき女の人が抱き合って写ってる写真。

うん、これは後で保存しよ。←

ていうかAの水着写真こいつらに見せたくなかった…。



ンダホ「あらAちゃんセクシー」

マサイ「……ダホ」

ンダホ「あ、ごめん！でも下心ないから安心して！！」

モトキ「必死かw」

ぺけたん「いやでもA可愛いよね。スタイル超いいし」

ダーマ「無駄に顔いいしなあいつ」

シルク「注目すべきとこそこじゃねぇんだよ。Aの水着姿から離れろ」



そうだそうだ！離れろ！←

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