107.同棲 ページ10
「ｹﾞﾎッ…、ごめん、もう1回」
私の聞き間違えじゃなければ『一緒に住まない？』って聞こえた。
マサイ「俺と一緒に住まない？」
ｱｯ、やっぱり聞き間違えじゃなかった。
一緒に住む、つまり同棲。
血の繋がりのない人と一緒に住むことについて抵抗はない。
大学時代は寮に住んでたし、ルームメイトいたし。
ただ、彼氏と1つの家で一緒に暮らすのは初めて。
マサイ「嫌？」
「ううん、嫌じゃないよ。家に帰ったら誰かいるって嬉しいなーって思って」
それが大好きな人なら尚更ね。
「住むのは今のどっちかの家で？」
マサイ「それでもいいけど、どうせならもうちょっと広いとこにしない？」
「あぁ、広い方が撮影もやりやすいしね」
マサイ「シルクも今のあの部屋から引っ越そうか考えてるんだって」
「そっかぁ」
視聴者さんとのこともあったし、そうだよね。
私達YouTuberは動画の撮影を自宅でしてる分、家を特定されることがある。
仕方ないっちゃ仕方ない。
マサイ「今度一緒に物件見に行こうか」
「うん」
マサイ「ここだけは譲れないってのある？」
「うーん……あ、キッチンは広めがいいな。マサイくんは？」
マサイ「俺は…作業部屋があればいいかな」
「じゃあそんな感じの部屋あればいいね」
マサイ「ね」
話に一区切りつけた時、大事なことを思い出した。
「ねぇ」
マサイ「ん？」
「マサイくんと一緒に住むんだったら、ご両親に挨拶しないと」
視聴者さんに報告する前に一度だけ会って挨拶はしたことあるけど、同棲する前にも挨拶しないとね。
マサイ「あー……じゃあAのお父さんにも挨拶しないとね」
「またスカイプになるけどごめんね」
マサイ「流石にニューヨークまでは行けないから仕方ないよ」
前にマサイくんがお父さんに挨拶した時もスカイプだった。
ドバイに行くのだって何とかスケジュール組んだくらいなのに、挨拶のためだけにニューヨークには行けない。
あ、そうそう、ドバイに行くメンバーは結局私、シルクくん、マサイくん、ンダホくん、モトキくんになった。
行くのはまだ先だけど。
「ふふ」
マサイ「どうしたの」
「いやー、マサイくんと一緒に住むの楽しみだなぁって思って」
マサイ「…俺も、楽しみ。毎日こうできるし」
「んっ」
ちゅ、と触れるだけの軽いキスをされた。
「…これは今でも毎日してるじゃん」
一緒に住んだら、これ以上のこともやっとできるのかな。
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瀧(プロフ) - wwwさん» ありがとうございます！！これからも駄作者にお付き合いしてください…！！ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - 瀧さん» ほんとですか？！嬉しいいいいい！私頑張ります！！そしてまたこれからも星を押しつ図けます！！！ (2019年6月18日 22時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 気分転換にしてくださってるなんて嬉しいです！英検準2級までいくと難しくなりますよね。次こそ受かりますよ！応援してます！！d(^_^o) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - この小説見て気分転換！英検準２級落ちたんです・・・しかも三回目 (2019年6月17日 16時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 弥生さん» ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる甲斐があります(//∇//) (2019年6月15日 1時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年6月1日 2時
