披露 ページ33
Aさんが最初に見せたのは俺達のデフォルメされた絵。歓声が上がってそれぞれ好き勝手に感想を言っていく。
「凄ぇ特徴捉えてるよなー」
「めっちゃ上手い……Aさん的には誰が一番描きやすかったですか?」
ぺけの言葉を読み取れなかったみたいでAさんは俺に何?と聞いてきた。そのまま手話で伝えるとAさんはすぐにダーマの絵を指差した。へー、ダーマが一番描きやすかったんだ。
「え、俺?」
「ちなみに何で?」
《特徴あるから》
そうスケッチブックに書いて余白に眼鏡の絵を描き足した。あー、眼鏡キャラあるあるだ。ダーマはちょっとだけ嬉しそうだった。
次にコラさんの絵を見てシルクが興奮した。凄いとヤバいと上手いしか言わなくなっちゃった。本当ONE PIECE好きよな。まあ自分の好きな漫画のキャラクターがこんな上手く描かれてたら興奮するか。
「コラさんマジヤバくね!?」
「ヤバいねこれは」
「シルクが今年一番ってくらい興奮してる」
「ONE PIECEの中でAさんが一番好きなキャラらしいよ」
「コラさんが?」
「誕生日が一緒なんだって」
「てことはAさん7月15日が誕生日?」
「え、シルクキャラの誕生日まで覚えてんの……?」
「うわぁ……」
「何だよ!いいじゃん別に!」
シルクがほっぺ膨らましても可愛くないから。Aさんがやったら可愛いんだろうけど。でもAさんが拗ねてる所想像できない。でもちょっと見てみたい……。
俺が頭の中で妄想を繰り広げてると次々と絵は進んでいった。ここら辺で俺もびっくりした絵に突入。
「うわぁ美味そー!」
「え、何これ絵?」
「写真だろどう見ても……」
「何で急に写真が混ざるんだよ……」
「こんなリアルに描けちゃうの!?」
ンダホが美味そうと言ったのはリアルすぎて写真じゃないかと疑うステーキの絵。俺も初めて見た時同じ反応したよ。だって写真と遜色ないもん。
俺がそれ絵だよと言うと途端に誰かの腹の虫が鳴った。まあ大体検討はつくけども。
「これ見てたらお腹空いてきちゃった」
「まあ分かるわ。ファミレスとかでメニューの表紙にあってもおかしくないステーキの絵だし」
「いやAさんマジで凄くね?こんな絵上手い人初めて会った」
ぺけは自分が絵そんなに上手くないからかさっきからべた褒めしてる。どうよ、俺の恋人凄いでしょ?
俺が逐一Aさんに報告してるとまだ褒められ慣れないのか凄い照れてる。もうAさん可愛すぎ。
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瀧(プロフ) - wwwさん» 作者もです笑 作者の願望が詰まった作品になっております笑笑 (2019年7月18日 22時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - ああ、こんな恋したい (2019年7月17日 18時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ひなさん» そう言っていただけて嬉しいです!頑張ります(≧∀≦) (2019年7月4日 14時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» ありがとうございます(*゚▽゚*) (2019年7月4日 14時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - この小説好きです。投稿頑張ってください! (2019年7月4日 0時) (レス) id: 0d818dd5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瀧 | 作成日時:2019年7月1日 0時