14 作戦 ページ15
建物に着くなり野球帽を渡された｡
貴｢いつも被ってるんですか?｣
男｢ああ｡それなら顔もかくれて､若く見られる｡お陰で犯人も若者って言われてるしね｣
私は帽子を深く被った｡
男｢それとこれ｡首にかけてくれ､女性用でね｡そうしたらより誰が持ってるかわからなくなる｡そして偽物はこのｱﾀｯｼｭｹｰｽで俺が持つ｣
確かにこのﾈｯｸﾚｽは私がしても少し短いと感じるほどだった｡
貴｢わかりました｣
男｢それと…｣
ﾎﾟｹｯﾄから何かを出してきた｡
貴｢ｽｲｯﾁ?｣
男｢そう!これを押すと天井から煙が出る｡出てきたら逃げて東に行ったところに展望台に集合してくれ｣
貴｢わかりました｣
この人は賢い｡けどなぜ信用し難い私に大役を｡そんなにﾏﾙｺと仲が良いのか?
男｢……!今不審な男達の目撃情報がきたよ｡多分ここへ向かってる｣
貴｢敵の格好は?｣
男｢えっと…一人は子供のなり､もう一人は長髪男だそうだ｣
貴(長髪…!もしかしたら私の…)
復讐相手かもしれない｡そんな事を思いながら私は敵の襲来を待った｡
外に耳を澄ますと微かに物音が聞こえた｡
貴(敵?!)
依頼人に伝えようとしたが､その前に聞き覚えのある声が聞こえてしまった｡
貴(!!)
ｽｸ｢う゛おおい!!!てめえらが宝石泥棒かあ゛?｣
ﾍﾞﾙ｢しししっ｡まあ違ってても殺されんの決定な｣
依頼人達は驚きながら銃を彼らに向ける｡
男｢!!…ｳﾞｧﾘｱｰ｡全く世の中恐いねえ｣
戦闘が始まり､私は第一に帽子を深く被り直した｡
ｽｸ(恐らくあのｹｰｽに宝石があるな…!)
私はﾀｰｹﾞｯﾄに短刀を向けた｡
ｽｸ｢う゛おおい!そんなんで俺に勝てっと思ってんのか｣
貴(大丈夫､今日は時間稼ぎをするだけ)
ｽｸ(A…?)
ｽｸ｢!…なんだ?｣
数分してやっと煙が出てきた｡
貴(よし逃げよう｡しかし今日のﾀｰｹﾞｯﾄは本気じゃなかったな…)
出口に向かっていると依頼人がいた｡
男｢やあ白雪ちゃん｡ご苦労様｣
貴｢?!｣
銃口が私に向いている｡
男｢悪いね､君を利用させて貰ったよ｡もちろん本物はこっちさ｡あぁそれとﾏﾙｺなんて友人いないから安心して｣
貴｢!…やっぱり｣
男｢じゃあさようなら｣
銃声が部屋中に鳴り響く｡
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X - つ…続きが読みたい…。作者さん更新頑張って！！！！！ (2014年12月24日 21時) (
レス) id: 1d3988de43 (このIDを非表示/違反報告)
REBORNふぁみりー(プロフ) - 始めまして!!スクのさりげない優しさに心がｗｗ (2012年2月22日 18時) (レス) id: 338bd5bb69 (このIDを非表示/違反報告)
水燐(プロフ) - 久しぶりです！この後の展開がとても気になります。更新ガンバです！ (2012年2月19日 19時) (レス) id: 219abe34a6 (このIDを非表示/違反報告)
水燐(プロフ) - みなみなの小説いつみても面白いね！ティナとスクが一緒にいる話とてもよかった！あ、みなみなもタメでいいよ！これからよろしくね (2011年12月23日 20時) (レス) id: 219abe34a6 (このIDを非表示/違反報告)
水燐(プロフ) - 友リスに載せてもいいですか？あと、タメでもいいですか？敬語とか苦手なんで・・・ダメなら大丈夫です！ (2011年12月6日 21時) (レス) id: 219abe34a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みなみな | 作成日時：2011年5月6日 0時
