【鬼滅の刃】どうやら私はにおうらしい。

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２０ｘｘ年＿＿＿＿＿




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麗らかな春の日差しの中で、


俺の鼻を“また”不思議な“匂い”が掠めた。






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【炭治郎へ。



炭治郎がまだ正解を答えられてないならさ、

また私に出会って、今度こそは正解の答えを言ってね。


そうじゃないと炭治郎との勝負が終わらないし、

私の秘密も伝えられないからね。



君の鼻で私の不思議な匂いを辿れば.......

すぐ私なんか見つけられるでしょ？



Aより】






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『.......炭治郎、


正解は分かったの？？』





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「ああ、正解は＿＿＿＿＿＿＿


“俺のことが大好きで堪らない”



っていう“匂い”だ」





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俺はAを失った日に、

臆病な自分は全て捨てた。



だから、鬼舞辻無惨も倒せた。


そして、Aにこんな大胆な答えも言えるようになったんだ。




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『うん、大正解。


じゃあ私の秘密を伝えるね。




ずっと昔から、貴方の事が大好きです。』





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そう言って照れくさそうに笑ったA。


より一層、濃くなる不思議な匂い。




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「うん、知ってる。



俺も待たせたからそのお詫びに、

一つAに秘密を教える。



俺も昔からずっと、Aの事を愛してるよ。」





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きっと、俺達は今、

二人して同じ匂いなんだろう。




その匂いは、


俺たちを繋げてくれた。



きっとこの不思議な匂いと共に、


俺たちは“今度こそ”未来へ歩んでいくのだろう。





そう、不思議な匂いの正体である、


“恋慕の匂い”と共に＿＿＿＿＿＿＿＿






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