カントクの妹は青学の高嶺の花でした【2】 (ページ27)

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花、35本ページ27

リコ「OF(オフェンス)は二年生主体でいこう！まだ第2Qだけど、離されるわけにはいかないわ。早いけど【"勝負所"】よ、日向君！

黄瀬君に返されるから、火神君OF禁止！DFに専念して。全神経注いで、黄瀬君の得点を少しでも抑えて！」

火神「そんな…それで大丈夫なんで…すか？」

日向「大丈夫だって。ちっとは信じろ！」

火神「でも……」

日向「大丈夫だっつってんだろダアホ！たまには先輩の言うこと聞けや殺すぞ！」

火神「……！？」

日向「行くぞ！」

　

　

試合再開

日向「ったく、今年の一年はどいつもこいつも…もっと敬え！センパイを！そしてひれふせ！」

伊月「スイッチ入って本音漏れてるよ、主将(キャプテン)！」

火神「………！？」

アレがなきゃ、フツーにいい人なんだけどなぁ…

伊月「あー、気にすんな。クラッチタイムはあーなんの」

火神「……？」

伊月「とりあえず本音出てる間はシュートそうそう落とさないから。OFは任せてオマエはDF、死にものぐるいでいけ」

　

森山「(スクリーン…！シブいタイミングでやりやがって…！)」

小金井さんが足止めした隙に日向さんが空いたスペースに走り出し、そこへ伊月さんがパスを通す

リングの下では水戸部さんがリバウンド待機中

小堀「(コイツ、第1Qから地味に巧え…)」

リコ「あいにく、ウチは一人残らず……諦め悪いのよ」

姉さんの言葉と同時に、日向さんのシュートが入る

リコ「優しい時は並の人！！スイッチ入るとすごい！！けど怖い！！二重人格クラッチシューター

日向順平！！」

日向「ざまあ～」

まるでジキルとハイド並の変わりよう…

リコ「冷静沈着慌てません！クールな司令塔！かと思いきや、まさかのダジャレ好き！

伊月俊！！」

伊月「サロンパスで…ナイスパス。やべえ、きたコレ」

試合中ぐらいはダジャレ自重しろください

リコ「仕事キッチリ、縁の下の力持ち！でも声誰も聞いたことない！

水戸部凛之介！！」

水戸部「………」

そろそろ聞いてみたいんだけどなぁ…

リコ「なんでもできるけどなんにもできない！Mr.器用貧乏！

小金井慎二！！」

小金井「ひでぇ…」

…ノーコメント

火神「………」

火神さん、微妙な顔

笠松「(11番(黒子)いた時ほどじゃねーが、チームOFもやりやがる…4番のシュート力上手く生かしてくんな)」

第2Q残り1:30、48対52で未だ海常リード