花、15本 ページ37
【数日後】
ランキング戦やら姉さんの屋上宣言騒動も終わり、私はようやく平穏な日々を取り戻して…
菊丸「あ・い・ださーーーーん！」
…いなかった
『ちょっと待て』
菊丸「にゃ？」
可愛く言っても無駄だぞ
いつものように本を読んでいると、菊丸達が朝練を終えて教室に入ってくる
そこまではいい、そこまでは
だが何故私の名前を呼びながら入ってくるんだあの猫は
おいこら不二、いつもの胡散臭い笑顔振り撒いてるとこ悪いが飼い猫の躾がなってないぞ
菊丸「聞いて聞いて！！」
『うるさい…』
突き刺さるような視線を浴びつつ元凶を見れば、身を乗り出して話しかけてきた
その声はいつも以上に元気で勢いがあって、どこか嬉しそう
菊丸「俺レギュラーになったよ！」
Vサインをしながら笑っている菊丸の後ろから、不二もひょっこり顔を出した
不二「もちろん僕もね」
……“もちろん”なんですか
菊丸と不二は前も既にレギュラーだったんだし、初めてなったわけじゃないんだろうけど……なんというか、対照的だ
全身から嬉しいオーラを出す菊丸、流れ作業が一段落したかのような不二
……まあ、だからなんだ、って話なんだけど
菊丸「ねえねえ、俺レギュラーになったんだよ？」
『何度も言わなくても分かるわよ』
不二「あのね、英二は相田さんに褒めてほしいんだよ」
せっかくなら僕も言われたいなあ、なんて抜かしおった糸目←
こいつらほんとなんなんだよ…
『私以外にもいるでしょ、そんなのたくさん』
菊丸「でも相田さんにもしてもらいたいの！」
不二「ということだから」
『どういうことだよ、何が“ということだから”だよ』
本気で手塚に相談した方がいいのかしら…
こっちが頭抱えたくなるのを抑えてんのに、目の前の奴らはそれもうﾆｺﾆｺﾆｺﾆｺ
そしてふっ、と気付いた
リョーマは……？
彼もランキング戦に出ていたはず………レギュラー、なれたのかな？
……よし、あとで聞こう
それよりもこの2人をどうにかするのが先決だ←
『オメデトウ』
菊丸「すっげー棒読み…」
不二「うーん、そういうことじゃないんだけどなぁ…」
『もういいからさっさと席につけ』
はぁ〜、先が思いやられる…………
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本眼鏡(プロフ) - たかみんさん» たかみんさん、コメントありがとうございます！面白いですか？嬉しいです(*≧∇≦)ﾉもうそろそろ続編に行きますので、そちらでもぜひお楽しみ下さい！ (2019年7月28日 6時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年7月27日 9時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
本眼鏡(プロフ) - まゆさん» まゆさん、早速ありがとうございます！^_^これからも頑張らせて頂きます^_^(笑) (2019年7月19日 15時) (レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年7月19日 11時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
本眼鏡(プロフ) - くるみさん» くるみさん、ありがとうございます！もうすぐ「青学ルーキーの幼なじみは文武両道の天才少女！〜part8〜」の方も更新しますので、そちらの方も楽しんでもらえたら嬉しいです(///ω///)♪これからも、頑張っていきまーす！(笑) (2019年7月17日 20時) (レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本眼鏡 x他1人 | 作成日時：2018年11月13日 19時
