石の花、1本 ページ34
【大石Side】
越前「Dブロック越前リョーマ、6-0っス。飯食ってきていいっスか？」
対戦表に記録を書き込み、只今2連勝中の後輩に頷いた
大石「よしOK」
部室へと去っていく背中を見送っていると、次に来たのは俺の明日の対戦相手
手塚「Aブロック手塚国光、6-0だ」
大石「わかった」
書き込み終わると、ふとさっきのことを聞いてみた
大石「手塚、ちょっと聞いてもいいか？」
手塚「何だ」
大石「いや、大した事じゃないよ。ただ、手塚が部活中に電話をするのが珍しかったからね。相手は誰かなと思ったまでさ」
手塚「………アイツといい大石といい、俺は一体どう思われているんだ」
米神を押さえる姿に、少々申し訳なく思う
しかし真面目で、他人にも(そして特に)自分にも厳しい手塚がそんなことするなんて、気にならないわけがない
手塚「………………相田だ」
大石「相田？知り合いかい？」
手塚「お前も知っているだろう。図書委員会委員長、相田Aだ」
大石「………はあ！？」
思わず大きな声が出た
あの【青学の高嶺の花】と手塚が！？
な、なんだか異色の組み合わせだな…
大石「ちなみにだけど、何の話をしていたのか聞いてもいいかい？」
手塚「ああ、越前の事でちょっとな」
大石「越前？」
これまた意外な名前が出てきたな
手塚「相田が越前にランキング戦に行け、と言ったそうだ」
大石「へ、へぇ……ああ、そういえば確かに来るの早かったな。委員会があって遅れると連絡を受けていたが…」
手塚「ああ、だからその事で礼をな」
大石「なるほど」
以前、偶然登校中に会ったことを思い出す
クールビューティーな一匹狼で近寄り難い雰囲気を纏い、圧倒的な存在感を放つ彼女
そのお陰で色々と噂が飛び交ったりしているが、俺も勘違いしていたのかもしれないな
手塚「アイツは結構面倒見がいいぞ」
大石「は？」
手塚「言葉通りの意味だ。相田はああ見えて話がわかる。自分の意見ははっきり言うし、相手が誰であろうと基本的に同じ態度で接する。途中で仕事を放り出したりもしないし、分からないことがあれば分かるまで教えようとする
アイツは、そういう奴だ」
大石「へぇ……」
そういや去年手塚が生徒会長になる際、推薦演説者として相田さんがステージに立ってたっけ
その時に俺達の知らない彼女の顔を、色々見たのかもしれない
ちょっとだけ、手塚が羨ましいと思った
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本眼鏡(プロフ) - たかみんさん» たかみんさん、コメントありがとうございます！面白いですか？嬉しいです(*≧∇≦)ﾉもうそろそろ続編に行きますので、そちらでもぜひお楽しみ下さい！ (2019年7月28日 6時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年7月27日 9時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
本眼鏡(プロフ) - まゆさん» まゆさん、早速ありがとうございます！^_^これからも頑張らせて頂きます^_^(笑) (2019年7月19日 15時) (レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年7月19日 11時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
本眼鏡(プロフ) - くるみさん» くるみさん、ありがとうございます！もうすぐ「青学ルーキーの幼なじみは文武両道の天才少女！〜part8〜」の方も更新しますので、そちらの方も楽しんでもらえたら嬉しいです(///ω///)♪これからも、頑張っていきまーす！(笑) (2019年7月17日 20時) (レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本眼鏡 x他1人 | 作成日時：2018年11月13日 19時
