占いツクール
検索窓
今日:32 hit、昨日:53 hit、合計:18,020 hit

ページ28

久しぶりに巻いた慣れない腕時計へ頻繁に目を通し、時が一分一秒近づく毎に心臓への圧迫感が増してゆく。

足元の靴紐や、首回りに髪が付着して無いか目を配る。眩しい青空の下、駅の前でそわそわしているのは僕らしくないな、なんて思いながら目の前の通りを右左確認してしまう。




『あれ、ブルーク君の方が早かったかぁ。』

「...え、A?は、やかったね。」


確かに僕は30分前から来ていたが、Aは約束の時間の10分前に来た。

思ってたより早くて、如何せん戸惑ってしまう。
あわあわすると、Aは軽く握った片手で口元を隠す様にして、クスクスと笑い始めた。


『ふふっ。だって、サークルの待ち合わせの時とか、いつもブルーク遅れて来ていたのに。今日は私より早くてなんか新鮮だなぁって。』



楽しみだったから。だなんて面と向かい合って言える訳ない。


「...お客さん待たせるのは悪いじゃん?」


段々と上がっていく熱が伝わるのを隠したくて、掌で顔半分を覆ってそっぽを向くことしか出来なかった。


どうも僕は、彼女に勝てない。



『それじゃあ、ナビゲート宜しく!』

「ナビゲートは草。まぁ僕の家だし、このまま真っ直ぐ歩けば数十分で着くよ。」

『結構近い所に住んでるのね。』

「交通手段は電車が一番楽だからねー。」



隣の彼女は歩きながらスマホゲームをしている。
同じ色のドロップを三つ並べて消すアレだ。
器用なAは、クルクルと滑らかにドロップを移動させて敵を攻撃していく。


『あ、聞いて聞いて!この前単発ガチャ引いたら一発で狙ってたキャラが出たの!これこれ!』


あっという間にダンジョンをクリアした彼女は慣れた手付きで話に出したキャラクターを見せる。
コラボガチャだろう。とある漫画の主人公が画面に映っていた。


『コイツと青ソニアちゃんをリーダーにすればもう敵無しなのだぁ...!』

「前はちゃんと見よーね。」

『はいよー。さ、ダンジョン壊滅級チャレンジ!』


だけど、楽しそうなAの横顔を見て、そんな事はまぁ良いかって思ってしまった。


彼女の左腕をキュッ、と引っ張って離れない様にして、また前を向いた。



__

題名変えました

等価交換→攻略法

←攻略法:br 機撻螢】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定キーワード:WhiteTails , ワイテルズ , 実況者
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

36 +1(プロフ) - 怜さん» お気遣いありがとうございます。拙い文章でありますがどうかこれからも応援を宜しくお願いします。 (11月1日 19時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
36 +1(プロフ) - 匿名さん» お気遣いありがとうございます。これからも宜しくお願いします。 (11月1日 19時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)
- 無理しないでくださいね。応援しています。元気になったら、また素敵な小説を見せてください。 (10月21日 12時) (レス) id: 7d18e03be6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 把握です、しっかり休んでください (10月21日 6時) (レス) id: 714d9eb89a (このIDを非表示/違反報告)
36 +1(プロフ) - Lemon@サブ垢さん» 分かってくれる人がいて嬉しいです。^_^ (9月20日 21時) (レス) id: 49933bed16 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:36+1 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年8月30日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。