声優界一あざとい女

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『んふふ、江口さん手、貸して？』


恥ずかしそうに右手で顔を隠しながら左手を出す江口。


安元「おいちゃんと見ろよ〜笑」


江口「無理です無理です」


『………』


黙って手を握り続ける南。


江口「………？」


『あ、やっとこっち見た。ふふ、繋いじゃったね』


江口「ねぇぇぇぇぇぇ！！アレンジ加えないでっ？？」


安元「こんな事されて意識しない男なんていないでしょ」


『あはは笑』


江口「次もやばいんですよ。あざとさ全開で、会いたいって送ってから送ってから送信取り消し」


安元「LINE？」


『はい、送って相手が見たなって分かったら送信取り消すんです笑』


江口「やった事あんの？」


微笑む南。


安元「これあんな笑」


江口「あざといなぁ〜笑誰にやったのか気になるけど押してるんで次行きますよ。シスコンのお兄ちゃんって何ですか」


『そのまんまですよ。その服肌出すぎとか丈が短いとか、誰と飲み行くのとか口煩いとこ』


安元「それは確かに煩いな」


江口「だってこないだなんてノースリーブで万歳したらお腹見えちゃうような服着てたんですよ？案の定そこにいた男皆見てましたからね」


『上着ちゃんと着てたじゃないですか』


江口「あんなペラペラなの意味無いでしょ！」


安元「はいはい、喧嘩すんな。次もお前宛だけど笑」


『江口さん、お金は大事にして下さい』


江口「しっかり目を見て言われた」


『江口さん、お金遣い凄いじゃないですか』


安元「そうだね」


『この前買い物一緒に行ったんですけど、某ハイブランドのお店で可愛いなって20万円位のバッグをちょっと見てたら「欲しいの？買ってあげる」って断る間も無く買われて…』


安元「Aちゃん誕生日とかじゃなかったんでしょ？」


『違います』


江口「えーでも喜んでたじゃん」


『返すのも悪いから大事に使いますけど、私は心配してるんです！』


江口「大丈夫だよ、誰にでもする訳じゃないし」


安元「あくまでAちゃんにしかしないと？」


江口「そっすね」


『借金してまでして欲しくないです』


江口「今はしてないって！」


『心配だなぁ…』


江口「大丈夫だって！」


安元「どっちが先輩か分かんねぇな笑」

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