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｢っはー、お腹いっぱいだわ｣
｢圭人も…｣
｢お前魚食えるようになったんだね、知らなかったからびっくりした｣
｢そう？結構前から食べれるよ、海老はまだダメだけど｣
｢えー、美味いのに｣
｢だって形がなんかやなんだもん｣
大人達はまだ皆でお酒を飲むらしいけど、そんなとこにいてもつまんないから先に二人で部屋に帰ってきた。
｢お風呂入っちゃおうかな｣
｢…一緒に入る？｣
突然真面目な顔してそんなこと言われて、普段だったら絶対に断ってたと思うんだけど…
大ちゃん、圭人がんばるよ！
｢…入る｣
｢そだよな、ダメだよなー…ってマジ！？
い、いいの？｣
｢いいよ。せっかくだし入ろうよ｣
ちゃんと自然に言えてるかな？
声、震えてないかな？
脱衣場で服を脱ぐ雄也の背中が色っぽすぎて直視出来ずに、自分も背中を向けて服を脱いだ。
｢けーとぉ、早く！星超キレイだよ！｣
雄也はいつの間にかもうお風呂に浸かっていて、笑顔で俺を手招きした。
一応腰にタオルを巻いて、そろりとお湯に浸かって空を見上げると
｢っわぁ……！キレイ…！！｣
見たこともないような満天の星空に、大きな満月が浮かんでいた。
｢やっぱ都会じゃここまでのは見れねーよな。
…大人になったら、俺らの子どもも連れて、ママ達をまた連れてきてやりてぇな｣
｢ふえ、雄也…｣
｢あと何時間かで記念日だろ？
…まだ、10ヶ月だけど。今まで俺らが一緒にいた時間を思えば大人になるのなんてすぐだね｣
｢覚えててくれたんだ｣
｢あったりまえだろ！
これからもよろしくな、圭人｣
パシャン、てお湯が跳ねる音とほぼ同時に熱い唇が触れた。
｢っあー、のぼせるわ！体洗っちゃおうっと｣
お湯のせいなのかなんなのか、真っ赤になった雄也が洗い場へ歩いて行く。
圭人が今熱いのはお湯じゃなくて、確実に雄也のせいだけど。
大人になったら、子ども一緒に、って
当たり前みたいに言ってくれる雄也が
これからも俺の隣に当たり前みたいにいてくれますように。
流れ星でも流れてるかもしれないし、星空にむけてお願いした。
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Shee.(プロフ) - とまとさん» ありがとう！上手いこと行けばあります！← (2018年11月1日 17時) (
レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 完結おめでとー☆彡スピンオフあるの？！って喜んでます！☆連打できないのが悲しい(´；ω；`)楽しみにしてます♪ (2018年11月1日 16時) (レス) id: 561587332a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shee.
| 作成日時：2018年10月24日 23時
