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もうすぐ迫る記念日、久しぶりの家族旅行とちょうど日程が被ってて。
今回は俺ん家と大ちゃんとこの二家族で温泉へ行くんだ。
親もいるとは言え、付き合って初めての旅行。そして記念日。
雄也に何かプレゼントしたくて悩んでたから、第二のお父さんである大ちゃんに相談してみたってわけ。
｢お待たせ。俺あと二時間時間作ったからさ、買い物行くか｣
｢え、大丈夫なの？｣
｢任せとけってんだ！こー見えて俺社内ではなかなか信用ある立場なんだから｣
行くぞ、って車で連れてってくれたのは、電車だと少し距離のあるショッピングモール。
ふと目に止まったお店で、貝殻やシーグラスなどがバラ売りされていた。
｢お、いーじゃん。あいつ好きそう｣
そう言えば雄也、とかって大ちゃんに家での雄也の発言を教えてもらったりしながら色々考えて、
｢決めた。なんとかなりそう、ありがとう大ちゃん｣
｢いーえ！こちらこそありがとな、雄也のために｣
嬉しそうに笑う横顔が少し雄也に似てて。
雄也もこんな風に喜んでくれるかな、って思うと胸が温かくなった。
｢時間余ったしお茶でも付き合ってよ。
せっかくサボ…なんでもねぇ。ひかには言うなよ｣
｢ふふ、言わないよ。大ちゃんも雄也には内緒、ね？｣
大ちゃんが適当に選んで入ったカフェはソファ席がオシャレなお店。
｢どうよ雄也とは？喧嘩とかしない？｣
｢全然しないよ？｣
｢お前らずっと仲良いもんなー。
でもあれだぞ、避妊だけはちゃんとしろよ？｣
｢っへぇ！？そんなのしてな…｣
｢え、なに、してねえの！？だめだぞ、万が一があったら大変なのは圭人なんだから｣
｢ちが、ちがくて！｣
この人一体何言ってんの、
そりゃ小さな頃から知ってるけど、一応自分の息子の…かのじょ、なんだよ俺。
顔からぷしゅうって煙でも出てそうなくらい熱い。
｢違うの？えっ雄也が彼女なの？｣
｢大ちゃん…ばか…｣
｢え？…っあー、そういうこと？
セクハラ親父じゃん俺、悪い｣
もういい、乗りかかった船だ。
大ちゃんに話してしまおう。
｢それで悩んでんだから俺…
もう10ヶ月だよ？同い年なのに、雄也からしたら子どもに見えてんのかなぁ｣
｢いやーんなことねぇと思うけど…
急ぐことでもないけどさ、お前も男だもんなぁ気持ちはわかるよ。
…なあ圭人、今から言う話は男と男の話だからな？絶対誰にも言うなよ？｣
｢え、わかった｣
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Shee.(プロフ) - とまとさん» ありがとう！上手いこと行けばあります！← (2018年11月1日 17時) (
レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 完結おめでとー☆彡スピンオフあるの？！って喜んでます！☆連打できないのが悲しい(´；ω；`)楽しみにしてます♪ (2018年11月1日 16時) (レス) id: 561587332a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shee.
| 作成日時：2018年10月24日 23時
